約 3,421,614 件
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/831.html
651 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. [sage] 投稿日: 2007/08/24(金) 16 01 51 ――――動けない。 目の前で残虐が行われているというのに・・・・動けない。 恐怖・・・・いや、違う。死を恐れる心なんてとうの昔に超越している。だが、この言い様のない感情は・・・・・。 今も尚、フリーザによる虐待は続けられている。――――騎士王として、一人の人間として、これを黙って見過ごす訳にはいかない。 動けない四肢に気合を込める。嫌がる体を無理に持ち上げ、一歩を踏み出す。 ――――だが、私が出るよりも先に、英雄王が前へ進んだ。 「・・・・・やめぬか。それ以上の王の前での無礼、許さぬ。貴様を処刑する」 「ホッホッホ。今度はキミが遊んでくれるのかな?」 「―――よかろう」 勇気・・・・いや、蛮勇か?かつて最強を誇っていた彼が、ズンズン前へ進んでいく。 信じられない。彼がいくら慢心の持ち主だとしても、ここにきて相手の力量を見誤るなんてことはあり得ない。ならば・・・・何故彼は立ち向かっていくのだろう?王としてのプライドを傷つけられたから?それとも勝手に目の前で行われている虐殺が許せないから? 英雄王は・・・・どんどん前へと進んでいく。 「――――キミは彼らの中でも相当におバカなようだ。・・・どれ、ベジータはもうつまらないし、キミと遊ぶことにしようか」 「フン!我が無策で貴様の前に立ったと思っているのか?・・・ちゃんとこういう物が用意されている」 ――――何もない空間から、赤とは対照的な、白い槍を取り出した。それは・・・・・・気のせいか、ランサーの宝具、ゲイボルグに似ているような・・・・。 「本当は使いたくなかったが・・・・・―――始めに言っておく。この槍に刺されたら、血は止まらず確実に死ぬ。加えて、この槍による攻撃は、絶対に当たる。―――――クックック・・・さて、どうやって封じるかな?」 あの槍は・・・・・見た記憶がある。かつてそれに刺された領主は血が止まらず、半死半生の状態でいき続け、私の臣下である円卓の騎士によって救われたエピソードがある。 もしくは―――――かつて神の子と呼ばれた偉大なる男を刺し殺した、あの悪名高い、神殺しの槍・・・・!その名は――――。 「血に塗れた聖なる白槍(ロンギヌス)――――――!」 英雄王の構えた槍が、フリーザ目掛けて射出された――――。 フリーザは・・・掴んでいたベジータを放り投げ、とんでもないスピードで空中を飛び回った。だが・・・・槍はそれに匹敵する速度で追い掛け回す。もしフリーザが追いつかれたら・・・・・そうなったら彼が死ぬ時だ。 「なっ、何なんだこの槍はっ!?」 受け止めるという選択肢もあったかもしれない。でも、それは万が一自分の手をすり抜けたら心臓へと向かうだろう。彼にとっては――――リスクがでかすぎた。フリーザには・・・逃げ回るという選択肢以外残されていなかったのだ。 「凄い・・・・。っていうか、アナタ何で最初からコレ使わなかったのよ?」 「・・・・あんなに簡単に勝っては、腕が鈍るからな」 慢心――――――いや、その彼のお陰で私達は助かったのだ。力では私とは比較にすらならないフリーザも・・・因果の逆転を用いた槍には弱かったようだ。 「・・・・ま、最初からランサーがいてくれたら良かったんですがね(ボソッ) 「ん?セイバー、何か言ったか?」 「いえ何も」 ベジータに視線を向ける。・・・・遠目から見ても、重傷だということがわかる。 「ベジータ・・・・あの、大丈夫ですか?」 「・・・・・・うっ、ううっ・・・」 まるで――――喧嘩に負けた子どものように・・・・彼は泣いている。あの、誇り高い彼が。 「・・・・もうデンデはいません。悟空がいる装置の所まで連れて行きましょう。このままでは大事に至る可能性がある」 「・・・あ、それなら僕が連れて行くよ」 わかめも・・・・この戦いにはもうついていけないことを悟ったのだ。だから一番弱い自分がどうするべきかを考えて、この役目に志願したのだろう。 わかめに連れられ、宇宙船の中へと去っていくベジータ。このことは・・・・・彼にとって一生の傷となるだろう。ともすれば・・・・・彼はもう、戦士として再起できないかもしれない。 「救ってあげられず・・・・申し訳ありません・・・」 ――――ベジータはわかめに肩を貸され、去っていった。 652 名前: Fate/Ball TM ◆QWcajfuhO. [sage] 投稿日: 2007/08/24(金) 16 02 43 ――Interlude side Wakame 「よいしょ、よいしょ・・・・お、おい、大丈夫か・・・?」 「・・・・・・・」 滝のように流していた涙は・・・・消えていた。その代わり、気絶しているのか目を瞑り、口も貝のように開かない。 「よ、よし、宇宙船だ・・・。えーと、確かここを真っ直ぐ行って・・・・・突き当たりだっけかな?」 「・・・・・違う。今通り過ぎた部屋だ」 突然口を開き、ギョッとする。 まさか・・・・食べられるとかではないと思うが・・・・。 「早く行きやがれ・・・・クソッタレ・・・」 「は、はいっ!」 慌てて今来た道を引き返す。・・・・・今は大人しくしているけど、ちょっと前まで凄い凶暴な奴だったんだ。気をつけないと。 部屋に入ると、そこにはいくつかのカプセルと、そこに入った悟空が見えた。・・・・・もう大分入ってるけど、まだ回復しないのだろうか? 「えーと、ここのスイッチを押して・・・・よし、開いた。―――よいっしょ。んじゃあ今度は何処を押すんだろう・・・・。えーーと」 オロオロと探していると、またベジータが口を開いて指示を出す。指示通りにボタンを押していると、扉は閉じて、中に液体が注がれていく。 「ふうっ、よし、これで完了かぁ。・・・・・さて僕は・・・・くそ~~~戻りたくないよぉ・・。アイツ絶対僕がワカメぶつけたこと根に持ってるよ・・・・」 何というか、それ以前にケタが違いすぎる。僕が戻っても絶対何の役にも立てないだろう。戻った瞬間に死んでしまう。 よし、ここで待っていよう。そう結論付けてると――――――いきなり隣のカプセルが爆発した。 「ひいいいいっ!?」 「――――おっしゃ、完全回復だ!待っててくれみんな・・・・今助けに行くからな!」 コイツは・・・・確か悟空とか言ってたな。もしかして・・・傷が治ったのだろうか? 「・・・・ん?おめぇはセイバー達と一緒にいたわかめ小僧じゃねっか。・・・あれ?しかもベジータがいるぞ・・・」 すると――――。中に入っていたベジータが、おもむろに口を開いた。 「カ、カカロット・・・」 「ベジータ・・」 「カカロット、聞け・・・。オレ達の故郷、惑星ベジータを破壊したのは隕石の衝突なんかじゃねぇ・・・フリーザの奴がやりやがったんだ。・・・ううっ、今まで手足となって働いてきたサイヤ人を殺して・・・・。オ、オレや貴様の両親も殺された。 頼む、フリーザを倒してくれ・・・・サ、サイヤ人のお前が倒してくれ・・・・。多くの散っていったサイヤ人の無念を、同じサイヤ人のお前が晴らすんだ・・・。き、貴様なら、スーパーサイヤ人になれる・・・。だから、頼む・・・・フリーザを・・!」 ベジータが、再び涙を流し始める。・・・・あのプライドの高い男がここまで懇願するなんて・・・・見ているだけで痛々しかった。 「・・・・わかってるさ。おめぇは故郷が潰されて悔しいんじゃねぇ。フリーザに手も足も出なかったことが悔しいんだろ?おめぇは大嫌いだけど・・・そのサイヤ人の誇りは、オラが受け継ぐよ」 満足したのか・・・・ベジータは目を瞑り、気絶した。そしてその直後に、カプセルの中に全て、液体が満たされた。 「・・・おめぇはここに残っててくれ。オラはみんなを助けに行く」 「あ、ああ・・」 悟空の体がオーラに包まれ浮き、宇宙船の天井を突き破った。アイツは・・・衛宮達の所に行く気だ・・・・。 最後に・・・・僕に出来ることは・・・・。 「お、おい!・・・・勝てよ!絶対に勝って地球に帰るぞ!」 悟空は親指を立て――――――物凄いスピードで飛んでいった。 「・・・・悔しいなあ。せめて、魔術が出来たら・・・・。――――今度は知識だけじゃない。実際に鍛錬も重ねて・・・・衛宮に負けないくらい強くなってやる・・・・。魔術回路くらい自力で開いてみせるさ」 ――Interlude out. 1、――Interlude side Freezer 2、――Interlude side King boundary 3、――Interlude side Red satan 投票結果 1 2 3
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33733.html
登録日:2016/02/15 Mon 18 31 36 更新日:2024/09/24 Tue 09 02 47NEW! 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate Fate主人公 Fate/Grand Order GO ORT殺し TYPE-MOON お人好し ぐだーず ぐだ子 ぐだ男 とりあえずバーサーカーで どこにでもいそうで、でもただひとりの誰か カルデア ガラス玉 コミュ力チート パンプキンヘッド ブラックバレル マスター メンタルチート 一級フラグ建築士 一般人 下の下←魔術師として 不可逆廃棄孔イド 主人公 人望:EX 人間らしい人間 人類悪←まんわか 人類最後のマスター 凡人 加害者にして被害者 古今無双←マスターとして 召喚士 型月主人公 天然 失意の庭 女傑 女装 島﨑信長 弾丸 悲劇のヒロイン 悲劇のヒーロー 悲劇の主人公 悲劇の主人公←色んな意味で 数奇な運命を背負った女 数奇な運命を背負った男 曇らせ 正義の味方 無限の可能性 男装 異常者 神殺し 素人 耐毒スキル(仮) 英霊たらし 藤丸立香 藤丸立香はわからない 謎丸 躍動トリオ 透明な心 逸般人 金田朋子 鋼の精神 鋼メンタル 関根明良 魔術師 黄金の精神 決まっている……! 『生きる為』だ─────! 『Fate/Grand Order』の主人公で、プレイヤーの分身。 男か女かで選ぶことが出来る。 CV 島﨑信長(右記除くメディアミックス男主人公)/関根明良(右記除くメディアミックス・女主人公)/金田朋子(『マンガで分かる!Fate/Grand Order』・男女双方) ●目次 【概要】◆性別・容姿 ◆愛称 ◆「藤丸立香」 【略歴】 【人物】 【能力関係】 【人間関係】◆家族 ◆カルデアメンバー ◆サーヴァント達 【メディアミックス】◆漫画『マンガで分かる!Fate/Grand Order』(リヨぐだ子) ◆漫画『Fate/Grand Order -turas realta-』 ◆漫画『Fate/Grand Order -mortalis stella-』 ◆漫画『亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿 「新宿幻霊事件」』 ◆漫画『亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ 「アガルタの女」』 ◆漫画『亜種特異点Ⅲ 屍山血河舞台 下総国 「英霊剣豪七番勝負」』 ◆漫画『亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム 「異端なるセイレム」』 ◆漫画『亜種特異点EX 深海電脳楽土 SE.RA.PH』 ◆漫画『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』 ◆漫画『藤丸立香はわからない』 ◆アニメ(A-1 Pictures版) ◆OVA『Fate/Grand Carnival』 【概要】 プロローグでのカルデアのアナウンスによると塩基配列はヒトゲノムで、霊器属性は善性・中立。 各種イベントから、日本人であることは確かなようだ。 年齢は定かではないが、少なくとも第七特異点までは未成年。 しかし、2部5章後編以降の一部イベントやマテリアルで「西暦がどうなっているか分からないので、人理が安定するまで飲酒はしない」という旨の発言をしており、第2部突入以降のどこかで成人している可能性がある。 なお、水着バゲ子のマテリアルで大型免許を取得したことが明らかになった。白紙化地球のどこに免許センターがあるんだというツッコミをスルーしてこの件を考えると、2022年5月施行の道交法改正が適用されていなければ最低でも21歳、適用されていれば19歳ということになる。 ◆性別・容姿 ビジュアルのコンセプトは「男体化した遠坂凛」と「女体化した衛宮士郎」とのことだが、彼らと血縁があるというわけではない。 性別はゲーム開始後もマイプロフィール画面で自由に変更でき、シナリオも大幅に変わることはない。 一人称は男性が「オレ」、女性が「わたし」(*1)。 男アバターのぐだ男はさわやかなイケメンで、マスター礼装による変化はぐだ子ほどではないが礼装含めると多様な衣装持ち。 ぐだ子も、リヨぐだ子(後述)の印象があまりに強いが、スタイルの良さや各衣装の愛らしさから人気はなかなか高い。 礼装に登場する機会は互いに同程度。 ◆愛称 ファンからの愛称はもっぱら「ぐだ男/ぐだ子」(*2)、まとめるときは「ぐだーず」。 これはFate/EXTRAの主人公のザビーズに倣う形で、経験値氏の公式サポート漫画「ぐだぐだオーダー」からぐだの字を取って付けられた。 元を辿れば「ぐだぐだ」は「グランドオーダー」のもじりのはずなので、「Grand Order主人公」の意でも通ると言えば通る。 後に経験値氏は彼らを「ぐだぐだオーダー」内に登場させた際にこれを仮称として採用しているが、 「さすがにこの愛称をネットとかで見た時は、ぐだぐだオーダーの功罪とはなんぞや、と自問自答せざる得ない感じでした」とコメントしている。 ◆「藤丸立香」 FGOのTVアニメ化に際し、付けられた名前は『藤丸(ふじまる)立香(りつか)』。 菌糸類曰く「基本的に名前は無い方が好ましいが、アニメである以上付けねばならず、男性の場合は苗字で呼ばれるとそれっぽく、女性の場合は名前で呼ばれるとそれっぽい」 という思いで付けたとの事。 先輩であるザビーズのデフォルト名『岸波白野』と同じく、男女両方で使える名前である。 「FGO(エフジーオー(まる))」と「FGOの夏スタート(夏(か)に立ち上げ)」をもじったのかもしれない。そのためか「立夏」と間違われやすい 各種コミカライズ(後述)でも基本男女問わずにこの名前を採用している。 【略歴】 人理継続保障機関「カルデア」にマスター候補として呼ばれた人物。 ただし他のマスター候補とは違い、あくまで「数合わせ」の為に呼ばれた保険の保険のような存在で、サーヴァントや聖杯、魔術師としての常識も持っていない「素人」。 戦力としてカウントできないぐらい未熟であることと、所長オルガマリー・アニムスフィアの説明会で居眠りしたこと(*3)から彼女の怒りに触れ自室へと引っ込むように命令されるが、 それが幸いしてレフ・ライノールが仕組んだ爆発事故からマスター候補としてただ一人逃れることができた。 爆発現場で瀕死のマシュ・キリエライトを発見し、助けようとするもその間に出入り口のシャッターが下りてしまい、火災現場に閉じ込められてしまう。 最早助からないと覚悟を決めながら、それでも瀕死のマシュを励まし、彼女の手を握った直後にレイシフトに巻き込まれ、目的地だった冬木の地へとマスターとしてレイシフト。 そこで、デミ・サーヴァントとなったマシュやレイシフトしていたオルガマリーと合流。 マシュだけでなく、現地に召喚されていたサーヴァントの助けも得て冬木の聖杯に辿り着くも、そこで味方と思われていたレフ・ライノールの真意と目的を知る。 そして、既に肉体が死去し、精神体としてレイシフトしていたというオルガマリーが彼に事実上抹殺されてしまった。 聖杯は回収されたとしてマシュと共にカルデアに戻された後、絶望的な現状や敵の強大さを知ることとなるが、Dr.ロマンやダ・ヴィンチちゃん、そしてマシュと共に、 最後に残ったマスターとして人理を継続させるため、未来を取り戻すために永きに渡る人類史を遡り、果てなき戦いへと身を投じることを決意したのであった。 【人物】 基本的にセリフは選択肢のみなので性格面を推し量るのは難しいが、普段は真面目で朗らか。 コメディ場面ではツッコミにもボケにも回ることが出来るが、重要な局面ではキチンとシリアスな対応を取る、ある意味万能な人物。 性格は超お人好し。 特異点の修復を果たしたら、たとえどれほどの善行を果たしたとしても記録に残ることはなく、人々からも忘れられる事になる。 そのため、現地の民間人を見殺しにしようが犠牲にしようが、任務の性質上特異点の修復さえ果たせば問題はないのだが、 彼/彼女はそのような選択肢は可能な限り取らず、助けられるのならば手を伸ばそうとする。 マシュに語った「記録には残らなくても、意味は残るよ」という言葉は、彼/彼女という人間を表す言葉であろう。 他にある種の大胆不敵さも持っているようで、たとえ相手が敵対するサーヴァントであっても臆することはない。 歯に衣を着せぬ物言いをするようで、エリザベートと清姫に対しキレて言い返したり(*4)、 勝ち誇っているイアソン相手に「黙れ」と言うなど胆力が備わっている。 6章ではサーヴァントですら臆してしまう神霊モドキである獅子王に対して啖呵を切るなど、その度胸は並大抵のものではない。 これはコメディ場面でも遺憾なく発揮され、選択肢によっては「それ以上いけない」と周囲に止められるマジレスをしたり、 基本先輩全肯定なマシュに口を閉じておくように言われる程の大ボケをかますこともできる。 例えば、クリスマスイベントでは険悪な雰囲気になっているジャンヌ・オルタとサンタオルタを指して「ニ人はオルタちゃん……!」と呟き、 「「相変わらず一言多いな、貴様は!」」と双ツッコミを受けている。 また、5章にてアメリカの繁栄のみを願い、聖杯への願いもアメリカのことだけで他の国々など知ったことではないといった事を口にしたエジソンに対し、 戦力的に不利なので取り敢えず共闘し、聖杯を手に入れた後に裏切るという手段が最善手であったのにもかかわらず、はっきりと拒絶の意思を示すなど、 自分の信念は嘘でも曲げることを嫌う性格である。 ただし別に恐怖心が薄いとか危機感が欠如しているといった異常者ではなく、例えばマシュを庇うためにモードレッドに立ち塞がった時は、足が恐怖で震えていた。 一般人が敵サーヴァントやエネミーに襲われている場面でも、基本的に見殺しにせず、助けに入ろうとするが、 出くわした時点で既に手遅れだったり、助けようとすることで自身や仲間にも危害が及ぶと判断する、あるいは仲間に諭された場合は、何も出来ない状況に歯を食いしばりながらも、見殺しにするという選択肢も取る。 ギャグ時空的なイベントにおいても、「嫌な予感がする」といった具合に危機に対する感知能力は結構高い方である(危機から逃げられるとは言ってない)。 イベントクエスト『ハロウィン・カムバック!』では、ハロウィン騒動がトラウマ気味だったのか遂にキャラ崩壊。 レイシフト早々「来ちゃったかー……」とメンタルが挫け気味で、「くじけそう」「ライブ中止カナ!?」等と珍しく後ろ向きな発言が飛び出したり、勇者エリちゃんを見ないふりしようとしたりした。 マシュの励ましで意を決して勇者エリちゃんのパーティーに加わることを決め、引率のお兄さんや委員長気質の魔法使いを仲間にしながらダンジョンを踏破していくも、 ダンジョンでマイルームの寝床に勝手に入り込んでくるトリオを目撃した際は恐怖のあまり「おうちかえる!!!」と悲鳴を上げた。 そんな彼(彼女)の性質を、クー・フーリンは「人間らしい人間」と評し、 自分に出来る事を、出来る範囲で努力する。 出来ねえ事なら、出来る範囲に収めようとする。 先達の助けを借りて、未来を夢見ている。 絶望的な状況下でも。人間として正しく抗い続ける。 時折挫けそうになる───振り返りもする。 だが足を止めるのも振り返るのも一瞬だ。 と述べている。 たった1人の力だけではなく、自分に関わる仲間達や英霊全ての力を借り、過酷な任務を潜り抜けているのである。 【能力関係】 魔術師としての能力ははっきり言って未熟。カルデアに来た際に一回模擬訓練を行った程度である。 「素人」と言われていたのは伊達ではなく、上述の通りサーヴァントや魔術協会などについての知識も殆ど無く、魔術回路を起動させたことすらない。 当然時計塔のロードに関する知識もなく、対面したロードの一人からは少々呆れられていた。 魔術師としての地力は彼とさして変わらない、ということなので恐らく魔術回路も同程度。 カルデアの礼装の力を使用し生体エネルギーを魔力に変換してサーヴァントに送っている。 一応能力らしい能力と言えば「適合者発見確率ほぼゼロと言われた日本で発掘された脅威のレイシフト適性100%持ち」という点ぐらいのもの(*5)。 第一部が終わり、第二部が開始した後でも簡単な魔術も使うことが出来ず、専らカルデアから支給されている魔術礼装を用いて戦闘時の援護を行っている。 英雄に関する知識も一般的なものに留まり(この辺もプレイヤーの選択次第)、細かい逸話に関してはマシュやロマンのフォローを必要とする。 ただ、決して無勉強というわけではない模様。(*6) しかし魔術的な要素以外のマスターとしての素質は高いようで、各特異点で仮契約したサーヴァントからは采配を褒められたりしている。 弓兵×4、盾×1、海賊×1でヘラクレス・ヘクトール・メディアリリィという強大な敵に挑むという場面でも、 他の面子が作戦内容を決めあぐねている中限られた手段で最大の難敵であるヘラクレスのみを引き剥がし、撃破するための作戦を立案するなど、頭の回転は早い。 また未熟ながらも前に進もうとする、成長しようとする姿勢や、世界を救うという強い気持ちを併せ持っており、英霊達からも高い評価を得ている。 女神イシュタルからは、古代ウルクの人々と同等のバイタリティの持ち主と感心されている。 孔明曰く「凡人ながらも気骨はなかなか。策はないがやる気だけはある」とのこと。 両儀式からは「幹也と同じタイプの莫迦」、金時からは「神も鬼も人間とも繋がっちまう傑物」、蒼崎青子からは「どこにでもいそうで、でもただひとりの誰か」などと評価。 序章で出逢ったクーフーリンは、運命を掴む天運と、それを前にした時の決断力の持ち主であると彼の持っていた資質を見出している。 また1.5部以降からは戦闘時はカルデアの霊器グラフから契約したサーヴァントの影を戦闘時に召喚し、戦闘を行うという描写がなされるようになった。 要はプレイヤーがサーヴァントを選び戦闘する本ゲームのシステムをシナリオ内に落とし込んだものであり、相手に有利なサーヴァントの影を召喚し戦うその戦闘力は作中でもかなり高く見られている。(*7) これにより(一応)自力での戦闘力を獲得した事で単体戦力としてもカウントされる様になった他、諸事情で「マスター」という身分を明かせない時は「召喚系のキャスター/魔術師」と身分を偽ったりもする様になった。 しかし一方で過剰な召喚により魔力不足で消耗するシーンも多くあり、その際は「活性アンプル」という怪しげな薬品を使い無理やり戦闘を続行するなど、仕方ないとは言え身体をかなり酷使している。 身体能力は一般人にしては高く、マシュやアタランテの援護を受けていたとはいえ、 あのヘラクレスからエウリュアレを抱えた状態で逃げ回るという芸当を成し遂げている。シナリオ内ではアメリカ大陸すら旅をしており、体力・脚力ともに極めて高いと言える。 また、人間離れしたレベルで「毒」に対する耐性を持っている。 第四特異点では、魔術師ですら外をまともに出歩くことが出来ない「魔霧」に包まれたロンドンを、普通に歩くことが出来ていた。 第六特異点では、皮膚に触れただけで猛毒に侵され、口づけなどされればサーヴァントですら死にかねない全身毒の静謐のハサンとダイレクト接吻をしても「ちょっと痺れる」程度で済んでいる。 この関係で、遠慮なく触れても死なない人間として静謐のハサンからはベタ惚れされ(*8)、ニコラ・テスラからは要観察対象、 セミラミスに至ってはチョコを使っての臨床実験対象にされている。 Dr.ロマンは契約しているマシュ(の中身の英霊)の能力が主人公の方にも影響を与えていると推測しているが、詳細は不明。 5章でも近くに着弾した砲弾の爆風できりもみ回転をしながら吹き飛んだりして重傷を負ったが、 取り敢えず負傷した場所を切断しようとするナイチンゲール相手に元気に突っ込むほどの謎の生命力を見せている(*9)。 プレイヤーからはこの常人離れした精神力と身体能力、そしてほとんどのサーヴァントから認められるという人間としての器の大きさから、 「何か特別な出自なのでは?」と推察されているが、『TYPE-MOON Vol.11』の奈須氏のインタビューによると、「れっきとした一般人」「駅前でのテスター募集に何となく応募して、当選した人ってイメージ」らしい。 一応話のコンセプトとしては、普通の人間が周囲の手助けもありながら困難を乗り越えていく、というのが根幹にあるようなので、実は何かしら正体があるという可能性は低い。 それにきのこ的には幹也やザビーズも素人で一般人だし、異様に一般人のハードルが高いような気がするが、恐らく一般人である。(*10) ただ、劇中で一人主人公の本質を探ろうとした世界最高峰の探偵は「主人公そのものではなく『契約形式』が特別」という風な意味深な言葉を残している。まあ意味深といえばカルデアも大概だし… なお、上述したが主人公の性別がどちらであっても選択肢の内容などはほとんど変わらない(大抵口調が変わるくらい)が、 バイな美人さんなどとデートをする場面で「ていうか私、女なんですけど?」と突っ込むなど、シチュエーションによっては性別が影響した選択肢が出ることも。 男主人公だと新宿編である事情から女装する羽目になり、全力で拒否し続けていた。 ちなみに、『ハロウィン・カムバック!』でやらかした茨木童子を「そりゃ茨木が悪いわぁ」or「茨木のせいや、悲しいわぁ」と酒呑童子の真似をしてビビらせるシーンがあるが、 この時女性主人公だとマシュから「びっくりするほど似てた」とコメントされるため一時期「声がつくならぐだ子は悠木碧さんか…?」とファンの間では言われていた。 まあそもそも何でもアリなギャグシナリオでの発言なので、深く考えてはいけないかもしれないが。 ※男性主人公の場合、「声真似は似てないけど妙な迫力があった」とコメントされ、どちらの性別であってもイバラギンは死ぬほどビビっている。 仕様上複数のサーヴァントと契約を結んでおり、通常どころか一流のマスターであっても魔力供給が心配される状況だが、 足りない分の魔力はカルデアの電力を変換した魔力供給やカルデアキッチン組による食事(*11)で賄っているとのこと。 なので例えば万が一カルデアが攻めこまれて電力が落ちると、サーヴァントは魔力が枯渇して現界出来なくなるらしい。 しかしサーヴァントの性質と特性の認識力、サーヴァント運用能力については、1人で膨大な数のサーヴァントを従える関係上、かなりの地力を得ている。 人格面で難のありすぎる反英霊や精神汚染保有者達、狂化:EX勢と深い絆を結び、彼らを自在に運用できる能力は実際驚嘆すべきもの。 膨大な人格を有する百の貌のハサンの全人格とその特性を把握していたり、あの青髭と芸術で相互理解を行えるなど、 ある意味とんでもないマスターへと成長している。 奏章Ⅰや『盈月剣風帖』では会った事のあるサーヴァントやその関係者の真名を即座に看破するという、 普通の聖杯戦争でやられたらたまったもんじゃない事を度々やらかしては驚愕されたり警戒されたりしており、丑御前からは「魔術師としては下の下だがマスターとしては古今無双」と称された。 前述したような超の付く程お人好しな性格と、悪く言えば能天気とも言えるレベルの大らかさや大胆不敵さ、 そして特別な出自や経験、トラウマといった過去がない「素人」という経歴が、逆に英霊反英霊を含めた多種多様なサーヴァントを惹きつける強い魅力と求心力の源なのかもしれない。 【人間関係】 ◆家族 両親兄弟友人の有無は不明。 というかカルデアに来る前のプロフィールが作中で一切触れられていないので、どんな人生を送ってきたのかも分からない。 かと言って記憶喪失という描写も特にない。必要がないから明かしてないだけなのか、それとも何か別の事情があるのかは不明。 奏章Ⅱの描写を信じるならば両親と小学生の妹がいた可能性があるが、これも確定事項ではなく(*12)、 確かなのは日本人である事と、カルデアに来る前は普通に学校に通っていた(=学生だった)という事ぐらいである。 一応巴御前の幕間の物語「わが心、あの旭を忘れじ」にて、子供の恋愛を心配する母ポジションの巴御前に聞かれて「恋人はいないし子供もいない」と語っている。 ◆カルデアメンバー パートナーであるマシュとの関係は極めて良好。 マシュに全幅の信頼を置いており、彼女が己の無力さを嘆いている時も「だいじょうぶ、マシュはきっと強くなる」と言っている。 これは単なる慰めの言葉ではなく嘘のないまっすぐな言葉であり、心の底から彼女の成長を信じているのである。 眼鏡を掛けたマシュがお気に入りのようで、「そんな事より眼鏡似合ってるねマシュ」と月見団子が盗まれたと血相を変えて報告に来たマシュに言ってのけ、彼女を赤面させている。 Dr.ロマンに関しては、基本的に信頼しているが時々ロマンの軽薄な性格もあって辛辣。 息が切れてちょっと色っぽくなったブーディカに協力してもらって2人でノリノリで「くっ、殺せ!」の小芝居をしたりするなど、仲は良いようである。 ダ・ヴィンチちゃんにもメインシナリオでは信頼を置いていて、彼(彼女?)からも人類史を救うマスターとして認められているが、 トラブルメイカーな一面も嫌というほど知っているため、ダ・ヴィンチちゃんがメインのイベントクエストでは「でもやっぱりダ・ヴィンチちゃんが悪いと思う」など、結構辛口なコメントをしている。 「モナ・リザとかふざけてるの?」と言いつつアイテムを小石よろしく投げてぶつけてもいたが、これに関しては「いいぞもっとやれ」とはやし立てるプレイヤーも多かった(*13)。 マシュ以外のカルデアの研究員にはあまり懐いていなかったというフォウからも気に入られており、マシュほどではないが懐かれている。 所長ことオルガマリーは基本的にイジりまくっていたがなんだかんだでお互い信頼しており、 彼女が消滅した後も「所長の仇」と憤ったり「所長は生きている」と言うなど相当気にしている模様。 ◆サーヴァント達 サーヴァントに対しては基本的に英霊・反英霊などの区別はせず、誰が相手であっても別け隔てなく接している。 ダ・ヴィンチちゃん曰く「英霊だとか反英雄だとかへの拘らなさに関しては、満点三つ星のマスターだよ」とのこと。 マイルームではお気に入りサーヴァントとスキンシップをとっているようだが、それは積極的にボディタッチも行っていくというやはり大胆なもの。 絆が低いうちはそれを拒絶するサーヴァントも少なくないが、最終的には根負けしてマスターとして認める形になっている。 人気者の宿命か、人間関係は複雑骨折している。 祖母、母、妻、夫、恋人、姉、弟、妹、娘などが該当し、ほぼ全てが自称。 大体どのサーヴァントにも最終的には信頼されるのだが、清姫やジャンヌ・オルタ、メルトリリスなど好意を寄せてくるサーヴァントも少なからず居る。 もちろんこの手のゲームでは男女にテキストの差異は殆ど無いので、見ようによってはとても百合百合しくなるのだが…。 まぁ英霊なんて男女問わずどんと来いなバイセクシャルが多いので、性別など問題ではないのかもしれない。 更には少なからず死や死後の世界を司る存在とも親しいため、死後もその魂は取り合いになることが予想される。 他には一部サーヴァント達に色々な人物を重ねて見られることがある。 清姫には安珍の生まれ変わりだと信じられているし、ファントムからはクリスティーヌと連呼される。 他にもスカサハに似ているとかネロに似ているとか妹に似ているとか弟に似ているとか、 この時代のシグルドとかおかあさんとかトロイアとかローマとか、もうお前誰だよと言わんばかりの評価である。 ただしオジマンディアスはかつての友を思い起こさせると言いかけて最終的には違うと否定されている。 実際の所は姿形が似ているとかそういう意味ではなく、魂とかその在り方が似ているという意味だと思われる。清姫は多分違うと思うが。 あるいは「実際に似ているかどうかに関係なく、一種の褒め言葉や愛称・尊称的に自身の知る中で最も好ましいモノに準えている」と取れるケースもある。 何にせよ、どのサーヴァントからも理想のマスターとして見られている、という意味かもしれない。 また、サーヴァント以外、2章で言う生前のネロや3章のドレイク船長などにも気に入られているので、そういった英雄たちに好かれやすいタイプなのだとも推測できる。 このように仲間に対しては誰にでも優しい人物なのだが、敵対者、特に非道を行った者に対しては感情を露わにするタイプの人間である。 特に仲間を愚弄したり傷つけた相手にはその傾向が強く、カルデアの爆破事件を引き起こし、オルガマリーを惨い方法で殺したレフ教授には強い怒りを表しており、 第1部6章にてダ・ヴィンチちゃんの命を奪った仇とされていたランスロットにも複雑な感情を抱く選択肢が存在する。 CCCコラボに登場したアーノルドに対しても、いきなり「自分の方が立場が上」と主張して頭ごなしに話し始める、 自分は安全圏にいながら通信越しに現場で命を張る主人公たちの行動にケチをつけ、ろくに状況も分かっていないのに口を挟もうとする、 生存が第一に優先される状況下にあり、そのように行動する主人公を「自分の責任問題になる」と制止する等の身勝手な振る舞いは我慢していたものの、 特異点に着いてからずっと自分の剣として戦い、協力してくれたメルトリリスが窮地に陥った際に、 (メルトの意思ではなく主人公の指示とはいえ)自分も命を助けられておいて「アルターエゴは敵」という認識から「見捨てろ」と言い放つ態度に堪忍袋の緒が切れ、 その指示を撥ねつけて「メルトリリスを助ける」と再三主張し、なおも見捨てるよう言い募ってくる彼からの通信を一方的に打ち切り、メルトの救出に向かっている。 【メディアミックス】 ゲームでは基本的にプレイヤー視点で主人公の姿が映らず発言も選択肢のみだが、漫画やアニメ版などでは無論ゲーム準拠のエピソードでも、キャラクターとの交流での様々な発言や主人公の表情なども描かれており、個性豊かになっている。 ◆漫画『マンガで分かる!Fate/Grand Order』(リヨぐだ子) 人類はどんな逆境にも立ち向かう力がある 未来を勝ち取れ(*14) 公式の初心者サポート漫画である「マンガで分かる!Fate/Grand Order」では、著者の名前を取って付けられた通称「リヨぐだ子」が、 その頭のネジがぶっ飛んだ奇行破茶目茶過ぎる性格と行動から一部ファンの間で愛されている。 挙句の果てにはサーヴァントの上位に立つ「グランドクラス」に準えて「グランドマスター」と呼ばれたり、 竹箒できのこが採集決戦の様相について「そうそう、人類悪ってこういうことよ。」と発言した事から、 リヨぐだ子が登場すると「人 類 悪 顕 現」コメントが大量に着いたりと、ファンから濃すぎる扱いを受けている。 ぐだ子フィギュア化の際には別顔としてリヨ風表情パーツが付属したり、AnimeJapanでリヨぐだ子ポーチが販売されたりと、その愛され方は公式でも同様。 ちなみに、2016年年末特番「Fate Project 大晦日TVスペシャル First Next Order」にてアニメデビューも果たした。「ぶらっくすいまー」で。 なぜそこまで彼女が畏れられるのかに関しては、実際にマンガを読んでみるのが一番良い。ぶっちゃけここでは伝えきれないほどカオスである。 男主人公がモデルの通称「リヨぐだ男」の方も、男の娘スキーというかぶっちゃけガチホモだったりとリヨぐだ子とは別の方向に頭がぶっ飛んでいる。 ◆漫画『Fate/Grand Order -turas realta-』 作画:カワグチタケシ 連載:別冊少年マガジン 性別:男 少年漫画主人公らしい性格の好青年。 献血という名目でカルデアに拉致され、当初は恐怖で涙目になったりしていたが、特異点の旅を通じて不屈のメンタルを身に着けていく。 マシュの他にも第一特異点での冒険を通じて惚れられた清姫とも契約しており、ゲームではモブのカルデアスタッフとも仲良し。 36話ではカルデアの改修といった仕事が忙しくて誕生日を祝えなかったスタッフの茅昂昂(マオマオマオ)の誕生日を偶然知って、ケーキを作って祝った。 プライベートでは料理男子で、4巻や9巻収録の番外編では料理漫画と化している。 また妙に尻がムチムチだったり肌を晒すシーンがあったりとセクシーカットが多く、 清少納言実装時のFGOダブルピース絵の流れではカワグチ先生の手によってテレ顔ダブルピースが描かれた。もっかい言うが性別は男である。 カルデア待機のサーヴァントは清姫など少なめ。 47話では、初めてカルデアにいる清姫の力をシャドウサーヴァントとして戦闘中にのみ召喚することを行なった(ゲームにおける戦闘の再現)。 ◆漫画『Fate/Grand Order -mortalis stella-』 作画:白峰 連載:月刊コミックZERO-SUM 性別:男 この作品では主にマシュの視点で進むため、描写は少な目。 ◆漫画『亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿 「新宿幻霊事件」』 作画:佐々木少年 連載:月刊少年エース 性別:男 得体の知れない新宿のアーチャーを信頼する好青年。そのお人好しっぷりから、契約を結んだセイバーオルタには少し呆れられている。 新たに契約を結んだジャンヌ・オルタがそんな自分にサーヴァントを警戒するよう注意してくれたことに感謝して、 「ジャンヌってすごく真面目だね」と言ったのでジャンヌ・オルタもびっくりしていた。 一方、ジャンヌ・オルタとセイバーオルタの喧嘩を前にしても動じない胆力のある一面も(魔力不足で倒れかけたが)。 二人の喧嘩を見て平気で「仲良く出来そうで良かった」と言うため、ジャンヌ・オルタには「アンタも結構いい性格」と評された。 なお新宿編と言う事で前述の女装姿の公式メディアミックス初披露となったが、佐々木少年先生の本気もあってものすごく可愛らしい仕上がりとなっており必見。そしてマシュはバグった。性癖を壊されたマスター達も大量発生した模様 ◆漫画『亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ 「アガルタの女」』 作画:武中英雄 連載:ヤングエース 性別:男 1.5部のコミカライズでは現状ゲーム本編に一番近い性格。 不夜城城下町でイチャイチャするカップル集団を見て思わず嫉妬したり、シュヴァリエ・デオンの恥じらいながらの女装姿にドキドキしたりする面も。 レジスタンスのライダーとの最後の会話は主人公の「本質」を独自の視点から垣間見ることが出来る名シーンである。 1.5部の時系列をコミカライズ化した作品では現状唯一完結している作品でもある。 ◆漫画『亜種特異点Ⅲ 屍山血河舞台 下総国 「英霊剣豪七番勝負」』 作画:渡れい 連載:マガジンポケット 性別:女 女傑。 普段のカルデアではつまみ食いをしたジャックを優しくとっちめたり、 亜種特異点では柳生但馬守宗矩の気迫に気圧されても舌をかんで意識を保ったり、大変な状況でも努めて明るく振る舞ったりと、 人理修復を果たした実績もあってかなり胆力がついている。後述のセイレムぐだ子と比較すると肉体的ダメージが多い。酒吞童子にはまだモツクチュされてない 本作オリジナル設定として、18話によればバレーボール部に所属していたとのこと。 カルデアには多くのサーヴァントが滞在。 戦闘中にはカルデアで契約しているサーヴァントの力を戦闘中にシャドウサーヴァントとして召喚することで、ゲームの戦闘を再現している。 ◆漫画『亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園 セイレム 「異端なるセイレム」』 作画:大森葵 連載:月刊Comic REX 性別:女 乙女。 人理こそ救えたもののロマンを失ったことのショックが未だ抜けきれていない模様で、サーヴァントやカルデアの皆から支えられている優しい娘。 また、作者の趣味で全体的にマシュと距離が近く、同じベッドで寝ていたりボディタッチが多い。すなわち百合女子。 ストーリーの陰鬱さもあってか、肉体的ダメージが多い剣豪ぐだ子に対してエグいレベルでの精神攻撃による心的ダメージが絶えない。そもそも途中から原作ゲームとは異なる展開、原作ゲームには登場しない人物が居る為、もっともコミカライズ化の改変を受けている主人公といえる。 こちらもカルデアに多くのサーヴァントが滞在している。 ◆漫画『亜種特異点EX 深海電脳楽土 SE.RA.PH』 作画:西出ケンゴロー 連載:ヤングエースUP→TYPE-MOONコミックエース 性別:男 精神的イケメン。作画もあって顔もよりイケメンに メルトリリスを全面的に信頼している。タマモキャットやパッションリップらにも変わらず優しいため、メルトリリスが拗ねた顔をすることもある。SE.RA.PHで起きた閉鎖空間の地獄に顔を曇らせながらも、それでも自体解決のために足を進める気高さを見せる。 そして「劇場版ヒロイン」と呼ばれるメルトリリスの関係には原作ゲーム以上に気合が入っているので必見の価値あり。 ◆漫画『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』 作者:津留崎優 連載:星海社のTwitter4コマ「ツイ4」 性別:男 名前「ぐだお」。 マシュや偉人たちから歴史を学んでいく。 年並みにはスケベで社会は「5段階の2」という少年。通称「社会2」。 「カッコいいから」という理由で初手で「王書」に手を出し、金時の「四天王」という言葉に心を踊らせる少年ハートの持ち主。 そんなこんなでイベント時空寄りのコミカルな描写も多いが、作品の性質上英霊達の本質的な面、デリケートな面に触れる事も多く、そういった面に寄り添う優しさ、強さも兼ね備えている。 英霊達は勿論マシュとの関係も良好で、「女性サーヴァントと接するぐだおに膨れるマシュ」といった場面も多い。 ◆漫画『藤丸立香はわからない』 作者:槌田 連載:TYPE-MOONコミックエース 性別:男 短編ギャグ漫画主人公。通称「謎丸」。 のほほんとしたユルい性格。精神年齢・趣味・嗜好は小学生レベル。英霊達の名前を覚えきれていない。 当初はボケ役だったが、周囲の英霊達がブッ飛んでいるため連載が進むにつれて彼がツッコミ役を担うことが多くなっている。 なおこんなんだが第2部かつノウム・カルデアが舞台であるため2024年夏現在のメディアミックスでは最も時間軸が未来の藤丸だったりする。 ◆アニメ(A-1 Pictures版) 名前「藤丸立香」。性別:男 第七特異点ではいつものカルデア制服ではなく、レイシフト先の環境に合わせたオリジナルの魔術礼装を着ている。(*15) 主人公らしい性格だがセンスが独特で、ジャガーマンを何故か雑魚エネミーにたとえた口説き文句で落とした。 過酷な旅でもやっていけるように毎夜筋トレを欠かしていないとか。 ギルガメッシュがマスターポジを半分担っている上に敵味方共に規格外だらけのため、戦闘面では若干空気。(シリーズ構成がいないというメタ的事情も相まって、特に物語前半が顕著) しかしティアマト覚醒後は人並み外れた胆力と判断力でサーヴァント達を指揮しており、6つの特異点を踏破したマスターの実力を発揮している。 最終決戦ではまさかの大役により漢を見せた。 終局特異点では文字通り血反吐を吐きながら奮闘し、人理焼却の黒幕を打倒した。 ◆OVA『Fate/Grand Carnival』 特番「Fate Project 大晦日TVスペシャル2020」内で、「1st Season」に収録されるエピソード「第一特異宴 英霊限界大祭オリンピア」が先行オンエアされた。 性別:女 ギャグ時空の住人。彼女も含めて皆が暴走し続けるのでマシュの心労が絶えない。 カルデアの財政が苦しい時は星3以下のサーヴァント(とクー・フーリンズ)をリストラしたり、マシュがオリオンにセクハラされてもノーリアクションだったり、 麗しい女性水着サーヴァントに興味無かったりするなど色々酷い。 一方、赤兎馬が大好きで聖杯突っ込んでLV100にしており赤兎馬のリストラには私情まみれで断固反対して上記のリストラを回避させた。 時には赤兎馬からナデナデしてもらっている。 追記・修正は爆発事故を逃れたマスター候補の方がよろしくお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ※キャラクターや作品、制作者やユーザーに対する愚痴や誹謗中傷、文句などは禁止されています。守られない場合IP規制やコメント欄の撤去などが施行されますので絶対にやめましょう。 ▷ コメント欄 [部分編集] 反対意見も無かったのでリセットしました -- 名無しさん (2019-04-28 23 28 55) メタ的には男女共に整った顔立ちだが、あの世界イケメンと美女ゴロゴロいるので登場人物平均としてはそこまで抜きんでてないんだろうな -- 名無しさん (2019-04-28 23 35 03) 荒らしコメントとそれに触れるコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-06-28 20 27 42) 相談所にあった通り警告を追加しました -- 名無しさん (2019-07-03 13 17 33) 2部はクリプターとの掛け合いがないのは残念だけど(ゲームの性質上当たり前だけど)、そこらへんはコミカライズやノベライズに期待かな) -- 名無しさん (2019-07-03 13 36 09) 七章アニメ見て思ったけどやっぱイシュタルと並ぶと姉弟みたいだな藤丸君 -- 名無しさん (2019-10-11 14 37 40) ↑アニメ見て「そういえば割と普通の子だった」って思い出したwごめんよ選択肢でアホなのばっか選んで。 -- 名無しさん (2019-10-11 16 46 02) ↑↑コンセプトが男体化した遠坂凛としているだけあるね -- 名無しさん (2020-03-18 10 45 25) 男にも女にもなれる魔術を最初に習得させていたら、性別も不可思議なことにならんかったやろか -- 名無しさん (2020-08-01 21 30 01) ある意味なんJ民から努力無視されて叩かれまくった可哀想な奴 -- 名無しさん (2020-08-07 10 36 52) 容姿が「人の良さそうな顔立ち」とか「いい雰囲気の子」とかならわかるんだが、二次創作で(特にクロスオーバー系)で「絶世の美形」や、そこまでではないにせよ「かなりの美形」扱いしてるのがちょくちょくあってビビる。せいぜい整ってるけど上の下程度では。 -- 名無しさん (2020-08-23 12 44 04) ↑まあそこはヘッドカノン的な解釈でいいんじゃないかな。「その作者はそう思ってる」ってだけの話で -- 名無しさん (2020-08-23 13 12 53) 普通だから惹かれざるを得ないってどういう設定? -- 名無しさん (2020-11-19 23 30 57) 「特別になるしか選択肢が無かった」人がそれゆえに「普通」に惹かれるって構図は型月の別作品でも見られる関係性だな -- 名無しさん (2021-01-01 23 06 54) Fate/Grand Carnivalで、他の面々差し置いて赤兎馬をレベル100までしたり、安全圏で仲良くしてるぐだ子がツボだった。確かにお気に入りにするには穴場かつ無難なポジではある。 -- 名無しさん (2021-01-03 13 55 37) 1部は兎も角、2部の流れで普通・凡人は無理があるとは思う。まぁ読み手に自己投影させたいんだろう -- 名無しさん (2021-01-04 17 21 36) もうとっくの昔からプレイヤーからの視点は後方マーリン面が限界だと思うんだが -- 名無しさん (2021-01-09 23 58 18) 英霊になる人たちは何かしら秀でてる連中からすれば十分普通に見えるんだろうな、こっちから見たら逸般人だけど… -- 名無しさん (2021-01-28 17 04 22) ↑「『当たり前』の事を『当たり前』にできる人」なんやろうな。「横断歩道で荷物を抱えたお婆さんの荷物を持って手を引ける」みたいな -- 名無しさん (2021-01-28 17 42 13) コミカライズ版のぐだーずは、どの作品でもぐだーずの魅力が正しい形で引き出されてて好きよ私 -- 名無しさん (2021-01-31 23 02 10) ↑6赤兎馬は知名度的にも戦闘力的にもギャグ的にもある意味文句を出しにくい人選だと思う -- 名無しさん (2021-02-24 16 52 20) テレビでも映画で子供守るためにすっ飛んでったり、ひたすら前に進んだり。体張って頑張ってるのになんで女の後ろでイキってるなんて受け取り方になるのかわからん。ソロモンの予告でもそうだけど、肉体的にも精神的にも本人はハッキリ「沢山の人に助けられ、支えられてここにいる」という認識は全面に出てるのに。 -- 名無しさん (2021-05-21 08 43 31) ↑7章アニメの時は主人公が死んだら世界滅亡確定の崖っぷち状況なの知らない視聴者が多かったからな。そのせいで謎批判出てたのかも -- 名無しさん (2021-05-21 09 59 48) あと最近は頭悪い視聴者増えたからなー・・・学生ですら理解できる設定や人間関係を録に理解できない大人とかざらだし・・・。 -- 名無しさん (2021-05-21 11 13 00) カワグチ先生は絶対藤丸君の事良くない目で見てる -- 名無しさん (2021-05-21 11 27 21) たまに「彼(彼女)が何をしたっていうんだ…背負った責任が重すぎるわ」という心境になる…(特に辛い旅路が続く2部) -- 名無しさん (2021-05-21 22 05 04) ライオンの群れの中で一匹だけ元気に暮らすウサギ -- 名無しさん (2021-05-22 00 33 14) 失意の庭イベントが畜生過ぎるけど折れなくなってしまったのが逆に悲しくなるわね -- 名無しさん (2021-07-20 03 53 36) ↑たとえ全部の問題が終わって日常に戻れると言われても…というね。1部終了後がギリギリのタイミングだったのだろうなあ。 -- 名無しさん (2021-07-20 07 01 02) 正直キャラ付けにミスったなって気はする。きのこも最初は無個性キャラにしようとしてたけど、メディア展開じゃちゃんと過去や個性があるキャラに路線変更してるし -- 名無しさん (2021-07-20 12 14 26) 新宿d -- 名無しさん (2021-07-20 13 55 47) 新宿での女装姿、実際にゲーム内で見てみたかったな -- 名無しさん (2021-07-20 13 56 37) あまりにもメンタルがギリギリ過ぎて逆にそれが支えになってるのヤバ過ぎるよ君…(キャストリア並感) -- 名無しさん (2021-08-01 16 46 37) そんな馬鹿げたことしてるなんてお前おかしいよ!とブーメラン投げ合ってる躍動トリオ・・・ -- 名無しさん (2021-08-30 12 59 17) 警告無視の荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2022-01-22 19 31 25) 劇場版冠位神殿のマスター礼装ほしい。 -- 名無しさん (2022-01-22 19 45 08) ぐだ子は礼装進むごとにシュシュが控えめなデザインになっていって、しまいにはなくなっている。大人になる過程かわかりやすい。 -- 名無しさん (2022-06-20 00 12 24) 型月界のミスターサタン -- 名無しさん (2023-01-22 16 47 37) 作家さんごとにいろんなキャラ付けがされていったけどどれも魅力的。特に女傑と謎丸が好き。 -- 名無しさん (2023-01-22 18 25 44) 対英雄コミュはしっかりこなせるけど作戦会議的な話には上手く参加できてない気がする。周り全員滅茶苦茶頭良かったり各分野のスペシャリストだから仕方ないっちゃ仕方ないけど -- 名無しさん (2023-02-11 19 56 28) 最低最悪の敵を前にさすがにビビってるのは草も生えない -- 名無しさん (2023-02-11 20 47 03) ↑誰&どのシチュ? -- 名無しさん (2023-02-11 22 26 03) 失意の庭を超えたらもう人じゃない -- 名無しさん (2023-02-19 15 47 34) ↑2 ORTかな?ドン引き+連戦時の消耗っぷりは表情も相まって嫌というほど伝わってきたし。 -- 名無しさん (2023-02-28 10 23 02) オルトのとき右上の表情がどんどん変わっていくのに気づいた人があんまりいない…まあそれだけやばい奴なんだけど -- 名無しさん (2023-03-18 14 52 58) 普通・凡人なのは間違いないと思うけど、『異常』な環境・境遇の中で、『普通』を貫き通せる人間は、果たして『普通』『凡人』なのか?っていうところかな -- 名無しさん (2023-04-03 14 55 43) さて、エイプリルフールと称してまた1つエグいイフの結末が提示された訳ですが -- 名無しさん (2023-04-03 15 24 37) 報告されていた荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2023-04-06 06 51 53) ↑3型月でそれが出来るのは幹也だけだろうがぐだは違うだろうしなぁ -- 名無しさん (2023-06-22 23 55 03) 大概のギャグイベントで鍛えられたのかトンチキな場面に出くわしてもツッコミ入れたり肝がすわってる。 -- 名無しさん (2023-07-01 19 09 12) 警告無視のコメントを削除しました -- 名無しさん (2023-07-19 22 01 31) リヨぐだ子含めてみんな違った魅力がある。 -- 名無しさん (2023-08-01 19 35 50) 未成年なので、飲酒はできない。が、大型免許は取得できる(弓バゲ子のマテより)。一応、リアルの昨年5月から19歳以上であれば取れるようにはなったが、それでも普通免許1年以上は必要条件 -- 名無しさん (2023-08-22 14 10 56) 新宿の女装礼装ほしー!運営さま実装してー! -- 名無しさん (2023-09-05 12 53 04) コミカライズで女装ぐだ男出たけど髪を伸ばすと確かに凛の男体化というのも頷ける -- 名無しさん (2023-11-26 20 57 41) イド見て来たよ… -- 名無しさん (2024-03-27 00 30 52) OVAの主人公はマシュに「この先輩はもうダメでシュ。」って言われたのでリヨぐだ子とは別のベクトルでヤバい。 -- 名無しさん (2024-04-22 02 47 10) あと最近は頭悪い視聴者増えたからなー・・・ 割と昔からそういうやついっぱいいたと思うけどなー(でなきゃあの当時に炎上したアニメは炎上してない)。SNSでそういう輩どもが嫌というほど視覚化されたってだけ -- 名無しさん (2024-07-08 16 50 24) エレシュキガルの「興味ない、それはあなたの役割だ」とかだったり、トネリコへの「結局全部救えなかったじゃん」とか、(その言葉の真意はわかるんだけど)たまに「言い方ァ!!」ってなるくらいにはドライな面がある。お人好しでこの造形はなかなか見ない -- 名無しさん (2024-07-16 17 31 33) 良くも悪くもソシャゲ主人公という存在を、一般に認知させたキャラ -- 名無しさん (2024-07-16 18 59 06) ↑×2 イベント意外だと特異点と異聞帯を越えてきたので死生観がドライになってるのかも。 -- 名無しさん (2024-08-01 08 00 11) 2部終章も見えてきた段階で未だに謎(だったと思う)の毒耐性について何か真相が語られる日は来るのだろうか -- 名無しさん (2024-08-28 14 15 09) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/3928.html
フェイト ブレイカー 収録作品:ワイルドアームズ アドヴァンスドサード[PS2] 作曲者:なるけみちこ 概要 「レイライン観測所」「外つ国の遺産」「フィラ=デル=フィア」といったダンジョンで流れるBGM。 なるけ節全開といっていいほどの口笛を前面に押し出した曲で、ダンジョンの曲とは思えないほど壮大で熱い音楽である。 ダンジョン探索に臨む勇気を表現したような曲であり、『WILD ARMS』のダンジョン曲「勇気」とも共通している。 良曲揃いの『WA3』のダンジョン曲の中でもとりわけインパクトのある曲で、その人気は高い。 またレイライン観測所をはじめストーリー上重要なダンジョンで使用されることが多いので、それも相まって印象に残りやすい。あとスケベ本も。 シリーズの音楽をロックアレンジしたCD『ワイルドアームズ Music the Best-rocking heart-』には本曲のアレンジが収録されている。 戦闘曲やテーマソングがほとんどを占める中、この曲などのダンジョンの曲もいくつか入っているところが「ワイルドアームズ」らしく感じる。 過去ランキング順位 第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 648位 第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 515位 第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 879位 みんなで決めるダンジョン曲ベスト100 6位 サウンドトラック ワイルドアームズ アドヴァンスドサード ― オリジナル・サウンドトラック ワイルドアームズ Music the Best-rocking heart-
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33466.html
登録日:2016/01/10 Sun 00 05 21 更新日:2024/09/12 Thu 19 29 35NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON キャスター サクラ大戦 サーヴァント スチパンとは関係ない スチームエレクトリカルwithパパ ロボ ロボ宝具 光武 固有結界 稲田徹 蒸気大変形 蒸気文明好きすぎるマン 蒸気王 霊子甲冑 「我が名は蒸気王。ひとたび死して、空想世界と共にある者」 『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。 クラスはキャスター。 ILLUST:I-IV CV.稲田徹 身長:250cm(鎧込み) 体重:500kg超(鎧込み) 出典:蒼天のセレナリア史実 地域:欧州 属性:混沌・中立 ◆ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 B++ B++ D++ A E A+ [スキル] ○クラス別スキル 道具作成(偽):A 魔力を帯びた道具を作成する。 本来魔術師ではないバベッジはこのスキルを持ち得ないが、宝具と一体化したことによってこのスキルと同等の能力を得ている。 具体的には鋼鉄の鎧が武装や霊薬を生産するのである。 同じスキルを持つキャスターのギルガメッシュの道具作成(偽)が「宝物庫の財にモノを言わせたでっち上げスキル」なら、 こちらは「蒸気文明技術で道具を生産する歩く工場」といったところか。 ○保有スキル 一意専心:C ひとつの物事に没頭し超人的な集中力を見せる。 バベッジの場合、計算・設計・製造等の行動に対して発揮される。 また、道具作成スキルに対するプラス補正としても働く。 オーバーロード:D 自身にダメージを負うことを承知とする意図的なブーストアップ。 彼の場合は鎧の蒸気機関を意図的に暴走させて出力を増幅、宝具の攻撃力を増加させている。 機関の鎧:EX 蒸気機関製の全身機械鎧を常に身に纏う。 これにより彼の外見は甲鉄の巨大紳士と化す。取り外しは不可能。 中の人などいない 筋力と耐久力をランクアップ、敏捷のパラメーターはランクダウンするものの、 異形の蒸気機関がもたらすブースト機能によって3つの能力値に「++」の補正が与えられる。 ◆真名:チャールズ・バベッジ 19世紀の科学者にして数学者。これまでもパラケルススやダヴィンチなど中近世の科学者はいたものの、キャスター初の近代の科学者である。 イギリスを代表する科学者であるニュートンやダーウィンやチューリングを差し置いての登場に驚愕または狂喜したファンも多いだろう。 最早何のクラスなのか分からなくなってきているが、ロマンによると高名な科学者が実は魔術師だったというのはよくある話らしい。 史実においては蒸気機関を用いた世界初のコンピューター「階差機関(ディファレンス・エンジン)」と「解析機関(アナリティカル・エンジン)」を考案した天才碩学。 しかし、資金難などの問題が重なり、結局完成はせず、バベッジは志半ばで世を去った。 後年、バベッジの考案を元に製作された階差機関はもし完成していれば問題なく動くことが確認されており、バベッジは「コンピューターの父」とも呼ばれる事となった。 解析機関に関しては今現在も製作途上にあるという。 バベッジの死後、世界はある天才碩学の登場によって電気文明へと移行していく事となったが、 もしこれらが完成していれば或いは電気文明ならぬ蒸気文明の到来も有り得たかもしれない。 さて、史実におけるバベッジの活躍は上記の通りだが、今作のバベッジの最大の特徴は 出典:蒼天のセレナリア(株式会社ビジネスパートナー・Liar soft) ロボである おっと間違えた。 出典:Fate/Grand Order((C)TYPE-MOON / FGO PROJECT) ロボである こと。 何故こんな姿になっているかというと、それはバベッジの宝具によるものである。 宝具 『絢爛なりし灰燼世界(ディメンション・オブ・スチーム)』 ランク:A+ 種別 対軍宝具 レンジ:0~99 最大補足:300人 ――――見果てぬ夢を、ここに 我が空想、我が理想、我が夢想―― 『絢爛なりし灰燼世界(ディメンション・オブ・スチーム)』! この宝具こそ彼の心であり、身に纏う機関鎧そのもの。 生前に設計した「階差機関(ディファレンス・エンジン)」「解析機関(アナリティカル・エンジン)」が真に完成していれば到来していたはずの蒸気機関華やかなりし文明世界―― 即ち、バベッジの渇望と夢想とが昇華された固有結界である。 基本的には常時発動型の宝具。その特殊性及び希少性から高ランクとして指定されているが、 火力面のみで言えばB~Cランク相当。なお、真名解放時には内部蒸気機関が全力稼働し、高威力の範囲攻撃を行う。 ゲーム中の宝具演出で使用しているのはこちらの攻撃と思われる。 要するに、バベッジは蒸気文明への渇望が強すぎたため、 存在そのものが蒸気文明世界という名の心象世界と一体化してしまっているのである。 彼が纏う鎧は有り得たかもしれない未来のカタチそのものであり、蒸気文明の技術の産物である軍勢を際限なく生み出す事が出来る。 密閉した鎧の内側に固有結界を展開し続けることで動力たる特殊蒸気機関を顕現させているため、彼は決して鎧を解放しない。 一度でも解放すれば固有結界は世界から排除され、後には物言わぬ鋼鉄の塊だけが残されるであろう。 そんなわけで再臨してもますますロボっぽくなっていくだけで人間体になったりはしない。 そしてその願いは「蒸気文明世界の到来」。自らの夢想のカタチを実現させることである。 つまり蒸気があれば大抵のものが作れる某太正時代みたいな世界を作りたいという事。 そのためか、たまに霊子甲冑とか中身は美少女とかおき太が搭乗したとき真の力を発揮する(桜だけに)とか言われたりする。 しかし召喚され、現代文明の知識を得た後は「これも悪くない」と思っているらしい。 そもそも蒸気文明世界の到来を望むのは、碩学の責務としてよりよい発展と繁栄をもたらす事が出来ると信じているため。 既存の文明を一掃してまで願いを叶えようなどとは思わないし、ましてや人理焼却など以ての外である。 そんな経緯もあってマスターである主人公の事は「希望の勇者」と呼び、共に現文明を守ることを良しとしている。 しかしそれはそれとしてやはり悔しいらしく、電気系のサーヴァント達には複雑な感情を抱いている。 電気悔しい。だが、彼もまた革新者だ。 電気悔しい。だが、ライオンだ。 電気悔しい。だが、無垢の少女である。健やかに育つがよい。 電気悔しい(牛がゼウスの雷を帯びているので)。 電気悔しい(父親インドラが雷霆神なので)。 電気悔しい(牛頭天王の子なので)。 電気悔しい(雷神の子なので)。 電気…?(魔力放出が雷なので)。 悔しがりすぎぃ! なお「中の人などいない」訳ではなく、上記の通りやらない/できないだけで「中の人」に相当する存在は入っている模様。 そのため鎧自体もちゃんと人が着られるようになっており、脚の部分は人間の関節に合わせた構造になっている。 一方で腕は人体構造を無視した作りになっているが、こちらは単純に外付けのマニピュレーターであり、中の人が鎧の内部で操作する形式なので無問題。 『エイリアン2』のパワーローダーみたいな構造、と言えば分かりやすいだろうか。 また、鎧全体のデザインは「燕尾服に蝶ネクタイ、シルクハットを纏い、ステッキを手にした紳士」がイメージソースなんだそうな。 ◆シナリオでの活躍 第一部第4章「死界魔霧都市(ミストシティ)ロンドン」 初登場。 魔霧計画の主導を担わされており、聖杯を動力源とした巨大蒸気機関アングルボダを開発し、召喚の効果を付与した魔霧をロンドン全域に撒き散らした。 そして旧知であったヴィクター・フランケンシュタインの娘であるフランちゃんの呼びかけによって正気を取り戻したが、 主導者の一人である『M』によって干渉を受けて暴走してしまい、主人公達に倒される事となった。 戦いの後、アングルボダの所在を主人公達に伝え、フランへの謝罪を残して消滅していった。 その後、第六章にて完全に行動を制限される直前に事態を打開しようと動いていたことが判明。 同じロンドンのサーヴァント「シャーロック・ホームズ」に人理焼却を行った者の調査を依頼しており、 その行動が真実の一部を主人公達が得る切っ掛けとなった。 2017年水着イベント フランチーム「スチームエレクトリカルwithパパ」のマシンとしてイシュタルカップに参加。 アラフィフによってトランスフォーム機能を追加され、「バベッジ・ロコモーティブフォーム」として疾走する。 ちなみに催眠術で記憶を消されていたため、改造された事には気付いていなかった。 が、変形機構自体は気に入ったらしい。 ちなみに夏は蒸気を噴き出してめちゃ暑いため、ロンドンに隔離されている。 しかしイシュタルカップの優勝賞金で排出蒸気を吸収する機関を作成し、それを美容用スチームとして売り出す事で一儲けしたらしい。 幕間の物語「鋼鐵機動戦記C・バベッジ」 ちなみに第4章クリア後にキャラクエ「鋼鐵機動戦記C・バベッジ」が解禁されるのだが、どんな内容かというと、 「――――呼んでいる」 助けを呼ぶ声が、聞こえるんだね? 「然り」 「この聴覚機関を誤魔化すことは出来ぬ。何故ならば、私には大いなる使命があるからだ」 「――――世界を、守る」 「私の機関が作動し続ける限り、この世界には如何なる悪も存在してはならぬのだ」 「故に、行こう。私を目覚めさせた選ばれし者よ」 「蒸気の勇者(スチームブレイブ)よ!」 行こう、バベッジ! 「―――――応!!」 …っていう夢を見たんだけどね。 まあこんな感じの内容である。 ◆ゲームでの性能 肝心の性能は、Buster2枚・Arts2枚・Quick1枚のセイバータイプなカード構成を持つ耐久型キャスター。 ★3キャスターでは破格の1万越えというHPが光る……のだが、 前述の底上げされた筋力等に反し、ATK値の方が6000を割り込んで最低クラス。 Buster攻撃ですらあまりに低いダメージはごつい外見も相まって違和感バリバリである。 しかし、バベッジの強みはこの低火力を自前で補強可能なことにある。 「機関の鎧」で無敵と攻撃力アップを1ターン付与でき、「オーバーロード」で火傷付与と引き換えに宝具威力がアップするため、二つを重ね掛けすれば流石にダメージ源として期待が持てる。 更に、「機関の鎧」は強化クエストをクリアすることで、攻撃力アップが倍率上昇に加え3ターン持続に変更されるので、危険な攻撃からの防護目的で使ってもバフが腐らない。 ダメ押しにATKがよく伸びる 何かしらのダメージを引き上げる効果持ちの礼装をあてがえば、もはや低火力とは笑えない立派な殴りキャスターの出来上がりである。 難点としては、やはり素の火力の低さ。 「スキルで攻撃力を大幅アップできる」とは書いたが、逆に言えばそうしないと火力が出ない。 宝具を使ったターンの火力は半端ないが、バフのないターンは露払いもろくにできないという両極端な性能のため、うっかり敵を仕留め漏らしたりするとそこからの戦闘が長引きやすい。 一撃で仕留めることが大事になってくるので、きっちりと育て上げることが重要な晩成型サーヴァントと言えよう。 我が追記・我が修正・我が項目をここに! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 間違っても『蒼天のセレナリア 蒸気王』で検索してはいけない。そっくりだけど -- 名無しさん (2016-01-10 00 14 12) ロボだこれーーーーー!!! -- 名無しさん (2016-01-10 00 17 11) ↑↑やっぱりこれ連想するよね…しかもニコラ・テスラも出てくるし… -- 名無しさん (2016-01-10 00 25 59) キャスターだが白兵戦もいけそうなステータスの持ち主 -- 名無しさん (2016-01-10 00 29 02) 何がすごいってこういう変化球型ステの持ち主ってクラス本来の長所は控えめだったりするのに魔力もきっちりAあること -- 名無しさん (2016-01-10 01 28 12) キャラクエがスチパンのニコラ・テスラと立場入れ替えた感じなんだよな。笑いが止まらんかった -- 名無しさん (2016-01-10 01 32 52) アレの蒸気王デザインした人がデザインしてるからね -- 名無しさん (2016-01-10 02 09 38) あんたの蒸気文明が来たら、空と海の蒼が消え……いやなんでもない -- 名無しさん (2016-01-10 02 37 45) 雷電王はそのうち出てきそうだな、万能王は難しいと思うが -- 名無しさん (2016-01-10 03 11 30) ↑2たしか蒼天のは自分の生み出した蒸気文明の環境破壊がひどすぎて後悔してるから願いがかなってもこいつもそうなりそう -- 名無しさん (2016-01-10 07 21 43) つってもあの世界、古代機関とかチクタクマンの横槍とか色々あった結果ああなってるからなあ。あそこまではならないんじゃね -- 名無しさん (2016-01-10 08 53 21) 高ステに機械召喚能力にとか、普通に冬木の聖杯戦争で喚び出しても良い線行ける気がするんだが……存在が固有結界なら維持魔力が問題か。 -- 名無しさん (2016-01-10 10 11 13) 冬木の聖杯戦争でもメディアより生き残る可能性がありそうだな -- 名無しさん (2016-01-10 12 00 37) 型月世界でスチパン平行世界確定やな -- 名無しさん (2016-01-10 12 14 06) ↑根底の世界観からしてそれはないやろ。作者特有のファンサービスというやつ。どっちのシリーズも大好きだが -- 名無しさん (2016-01-10 15 24 49) もしコイツにオキタが乗ったら…大正浪漫に桜の嵐だな -- 名無しさん (2016-01-10 15 40 32) 大正桜に浪漫の嵐な -- 名無しさん (2016-01-10 16 20 41) 特例なのかもしれないが、テスラといい偉大な碩学者達はことごとくスペックが高いなぁ -- 名無しさん (2016-01-10 19 50 07) ↑歴史の節目にいた人たちだから多少はね -- 名無しさん (2016-01-10 20 02 47) この人の「隣人たちの世界を終わらせようとは思わない」って台詞がすごく好き -- 名無しさん (2016-01-10 20 46 50) 画像掲載のルールがせっかくできたんだから守ろうよ -- 名無しさん (2016-01-10 21 02 20) 思った以上にいい人だった -- 名無しさん (2016-01-10 22 08 48) ステータスや能力は無論、ろくでなしが多いクラスなのに性格は紳士といい意味で変則的なキャスターだな、宝具と道具作成Aでさまざまな兵器や兵装を生むんだろうな。ありすやジャックとフランなどの絡みをちびちゅきで拝めるか? -- 名無しさん (2016-01-11 03 14 59) まさかFateでスチパンのファンサービス的なこと始めるとは思わなかった 大丈夫かこれ -- 名無しさん (2016-01-11 08 43 57) もしこの人の碩学の道が極まっていたら、間違いなく星の開拓者の1人に加わってたろうなぁ -- 名無しさん (2016-01-11 12 35 47) 鉄人28号とジャイアントロボの関係みたいなもんだろうけど、もにょるなぁ。fateも悪い方のやりすぎ感でちゃったなぁ -- 名無しさん (2016-01-11 12 36 38) その元ネタっぽい作品全く知らない身としては普通に好きなキャラだけどなぁ… -- 名無しさん (2016-01-11 13 33 54) もにょるって言葉嫌い -- 名無しさん (2016-01-12 11 33 26) ライダーでもいいんだよ?(ロボ好き -- 名無しさん (2016-01-12 11 36 40) この人キャスターつってるけどどう考えても物理全振りなんですがこれは -- 名無しさん (2016-01-13 21 23 29) ストーリーでVSテスラやって欲しかったな -- 名無しさん (2016-01-15 21 56 41) ぶっちゃけ機関の鎧って壊れスキルだろ。 -- 名無しさん (2016-01-25 03 47 07) 道具作成(偽)ってどういうことだろう 作成できてもスチームパンクめいたデザインになって見破られてしまう・・・とか? -- 名無しさん (2016-01-26 21 19 47) 多分科学技術使ってるからじゃないか。元々魔術的な道具を作るスキルだし -- 名無しさん (2016-01-26 21 27 00) BASARAのホンダムと並べて出撃したい -- 名無しさん (2016-01-26 21 32 32) extraで出ないかな、敵でも味方でも構わないから -- 名無しさん (2016-01-26 21 38 43) 機関の鎧はなかなかのロマンスキルやね 特撮ヒーローっぽい設定で実に好み -- 名無しさん (2016-01-26 22 04 44) 最初は陣地作成ないなとおもったが彼自身がすでに生産工場なんだよな、道具作成が偽なのも固有結界の副産物だからかも -- 名無しさん (2016-02-16 02 41 49) 何がすごいかって機関の鎧 EX の補正を抜きにしても筋力耐久がBあることもすごい -- 名無しさん (2016-02-16 03 25 16) 幸運Eだから一見兄貴の槍の餌食かと思いきや機械系は相性悪いみたい -- 名無しさん (2016-02-16 04 08 26) こんなロボットじみた外見になってしまうほど自分の研究に情熱を持っていながら、自分の理想を他人にまで押し付けようとはしない自制心も兼ね備えてるのは大した人だ。 -- 名無しさん (2016-02-16 09 25 25) 蒸気文明が夢だけど、過程はどうであれ文明が発展するから電気も許容できるのだろうな -- 名無しさん (2016-02-18 21 04 18) ↑↑でも、この人混沌属性なんだよね。パラケルススが混沌・善でこの人が中庸って…… -- 名無しさん (2016-02-19 01 09 22) ↑善とか悪とかってアレ自分のルールを守るかどうかってやつじゃなかったっけ?違うかもしれないけど。 -- 名無しさん (2016-02-19 10 39 05) 秩序と混沌は現在の社会ルールに対しての姿勢だから、電気文明とは異なる蒸気文明を夢見たバベッジは混沌でもおかしくない -- 名無しさん (2016-02-19 11 14 23) ↑7 機関の鎧の効果は「筋力・耐久のランクアップと同時に++補正追加」だから、元々のステータスはCだと思うぞ。キャスターの中でトップなのは変わらんが。 -- 名無しさん (2016-03-04 15 44 17) バスターのモーションがガンバスターすぎる -- 名無しさん (2016-03-10 10 48 31) 破産しない限り負けじゃない -- 名無しさん (2016-04-02 12 41 58) そして電気を広めた発明王に蒸気より電気の方がいいだろ馬鹿野郎といわれる -- 名無しさん (2016-04-02 22 57 33) でも怒らず逆にエジソンが落ち込むとモールス信号で励ましてくれるバベッジさんのぐう聖ぶり -- 名無しさん (2016-04-05 21 02 02) どう見ても劔冑です本当に(ry -- 名無しさん (2016-04-29 14 13 01) 電気文明な現代だがその根幹を支える発電所のタービンは蒸気機関の類なのよね -- 名無しさん (2016-06-08 22 12 03) 電気文明を滅ぼす気は無い。でも固有結界だしちゃうくらい蒸気文明LOVE。「じゃあ蒸気文明の小説書けよ」と作家英霊なら言うだろう。ひょっとしてキャラクエとかでもう言ってる? -- 名無しさん (2016-07-29 10 30 01) 4章で登場してから5章ではエジソンに技術提供そして6章では世界一の探偵に元凶の調査を依頼など間接的に本筋に絡んでいるな、7章ではどう来るか。 -- 名無しさん (2016-08-01 13 26 47) 応用して計算機を作ったバベッジですらコレなんだから蒸気機関そのものを発明・改良したジェームズ・ワットはどんなサーヴァントになるんだか -- 名無しさん (2016-09-02 20 58 37) こいつを見てると、どうしてかアイアンマンを思い出してしまう... -- 名無しさん (2016-09-02 21 01 39) 地味にヘラクレスと殴り合って欲しい鯖だが、仮に十二の試練のランクへの耐性を++補正で何とかできても戦術の手札自体は少ないのかな -- 名無しさん (2016-09-24 15 35 33) こいつ使うとたまに、ゴエモンインパクトのテーマ流したくなる -- 名無しさん (2016-10-16 16 27 22) ↑テテテーン テテテーン テンテレテレレレン♪ テレレレッ テレレレッテッテッ♪ こうか -- 名無しさん (2016-10-22 11 26 53) 結局どこが固有結界なんだよ。常時維持できてるとか破綻しすぎ -- 名無しさん (2016-11-03 13 37 37) 破綻してないぞ。固有結界が維持に魔力が莫大に必要なのは世界の中に異世界がある矛盾の修正にもってかれるからで、人間の肉体は一個の世界と認められてるからその修正が働かないんだよ。ネロ・カオスも同じような状態だよ -- 名無しさん (2016-11-04 03 00 56) 人型のロボの形態は固有結界の最低限の低燃費な形態で、宝具を使って蒸気文明の世界を現実世界に広げると固有結界として大量に魔力が必要になってくるって認識で合ってる? -- 名無しさん (2016-11-04 03 08 52) ↑概ねそれで正しいはず -- 名無しさん (2016-11-04 03 25 05) アルキメデスよりむしろムーンセル管理は彼の方が向いてる気がする、コンピューターの父だし -- 名無しさん (2016-12-27 02 37 01) ↑ 蒸気で動いてないからとか言い出して改造しようとするからアウト(セイバーウォーズ参照) -- 名無しさん (2017-01-07 00 56 07) 鋼鉄のボディを鍛造(cast)する者、それが「キャスター」ッ! -- 名無しさん (2017-01-09 23 26 34) どう見てもイェーガー -- 名無しさん (2017-01-10 00 21 27) そろそろイベントクエストで高速仕様とか水陸仕様とか飛行仕様とか出してほしい -- 名無しさん (2017-01-14 16 11 05) HPと攻撃力の数値を入れ換えてほしい -- 名無しさん (2017-01-14 16 25 49) 某ロシア製イェーガーにも似てる -- 名無しさん (2017-02-24 07 09 42) 多分この人が一番人類の事考えて行動してる(1.5部 1章) -- 名無しさん (2017-03-03 19 16 11) 計算機の父としての側面もあり得そうだな -- 名無しさん (2017-03-03 19 33 44) 暇つぶしの手計算でスパコンの細かいバグを発見する蒸気王。万能すぎィ!! -- 名無しさん (2017-03-17 16 23 30) キャスターで近代の英霊なのにヘラクレス(狂)の十二の試練を突破できるとかどういうことなの…。 -- 名無しさん (2017-04-10 22 14 08) 計算だけで世界を救う一手を予め打っておくロボ -- 名無しさん (2017-05-07 16 56 49) 姿を見せない縁の下の力持ちというに相応しい活躍だな。 -- 名無しさん (2017-05-07 17 24 41) この人が魔術習得済みの純粋キャスターだったら色々えぐいことになりそうだ先読み能力的に -- 名無しさん (2017-05-09 21 16 02) アラフィフ「変形機能つけてみたヨ!」 -- 名無しさん (2017-08-10 10 29 10) 全サーヴァントが強制帰還させられた12月26日はバベッジさん -- 名無しさん (2018-01-07 00 47 31) ミスった バベッジさんの誕生日だったりした -- 名無しさん (2018-01-07 00 47 55) 今振り返ってみると、バベッジ卿もどちらかというと異聞帯側の存在なんだよな それでも「やりたいことはあるけど、それで世界を壊すワケにはいかない」と言ってくれた なら2部の異聞帯のサーヴァントたちの中にもこういう人はいてくれるはず -- 名無しさん (2018-01-16 12 34 14) バベッジ自身はこの人理に刻まれた正純の英霊のはず。つまりいくつも分岐する歴史の中でこの世界につながる歴史を生きた人物。であるからこそ、生前実現しなかった世界を夢想として固有結界に持つ。でも異聞帯はむしろその夢想の向こう側に続いちゃった世界なんだろう。蒸気文明を望んではいても、あくまでこの世界の繁栄を望むバベッジと、この世界を踏みつけに自分の世界を築こうとする異聞帯勢はやはり根っこが違うかと。 -- 名無しさん (2018-01-24 13 17 42) 人理焼却が終わった後の事を計算していたことといい、異聞帯鯖とは言わないけど、何かしら異聞帯とは関係があるのかね? -- 名無しさん (2018-01-24 18 36 48) でも、バベッジさんやエジソンさんがサーヴァントになるんだったら、フォン・ノイマン博士だってサーヴァントになってもいいと思うんだがどうだろう? あの人がいなかったら、今の形のPCはないわけだし。 -- 名無しさん (2018-03-17 15 57 29) この日との階差機関すげえ。18世紀なのに条件判断もできるのか、、 -- 名無しさん (2018-10-06 22 50 55) この人カウキャッチャー(機関車についてるアレ)の発案者なのか…だからロコモーティブに… -- 名無しさん (2020-10-22 21 57 08) 今年のCBCイベントで、ようやくマイルームで他のサーヴァント宛への会話が追加。フランと紫式部、そして子供サーヴァントが対象。子供サーヴァント達については、頭部に乗られると蒸気噴出孔が塞がるので -- 名無しさん (2024-03-16 02 39 48) 続き↑:そこについては困る模様。 -- 名無しさん (2024-03-16 02 41 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fateanko/
@wikiへようこそ このWikiは0~1人用聖杯戦争TRPG……のようなものである「Fate/anko」を遊ぶためのシステムを記載したサイトです。 本サイトのシステムは自由に使用して構いませんが、全ての責任は使用者各自にもとづきます。
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/1542.html
7 :Fate/ Y+7+M night ◆iXWQ7.soOY:2008/05/20(火) 22 54 33 それでは さあて、さて、お立会いお立会い これより始るのは剣と魔法の物語 魑魅魍魎の跋扈する呪われた街、冬木で起こる魔術師の戦争の物語 七人の魔術師と、七人の従者の物語 正義のミカタを目指す少年と、勝利を求める紅い少女の物語 蟲に侵された薄幸の少女と、意気地の無い腐り行く血統の末裔の物語 朽ち果てた殺人者と、男装の麗人たる女魔術師の物語 雪のような白い少女と、人の苦しみを糧とする歪んだ神父の物語 そして、おおよそ参百五拾年の時を経て現代に蘇りし大剣豪 七人の柳生十兵衛の物語 それでは開幕ッ!! さてまずお話しするのは・・・・ 選択肢 赤いあくま:紅の少女の話 ダメット:男装の麗人の話 サクラ:不幸な少女の話 投票結果 赤いあくま:5 ダメット:4 サクラ:1
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/969.html
357 :とても気持のいいFate ◆edf0CCxP0Q :2007/11/07(水) 17 10 47 テ:入浴の世話からするべきじゃないか。 雪のような肌は首筋まで真紅に上気して、細すぎる肩が震えていた。泡立てたスポンジを丁寧に滑らせ、小さな背中を磨いていく。イリヤの体は玉の肌だ。決して傷つける事のないように、少しの不快も湧かないように、丁寧に丁寧に洗わなければ。 「ほら、この肩甲骨の辺りもさ、白くて繊細で綺麗じゃないか。可愛いなんてものじゃないぞ。これにドキドキしない奴は男じゃない」 「……シロウが、変態だからだよ」 イリヤの身体を褒める。褒めて、褒めて、褒め殺すぐらいに褒め続けて。さっきからずっとこんな感じだ。一緒に風呂に入る事自体は平気みたいだったイリヤだけど、素直な感想を教え続けるとすぐに赤面した。 「変態だっていいぞ。イリヤの身体を楽しめるなら、変態になったって本望だ。だから、未熟な身体だっていいじゃないか。お、うなじのラインなんて芸術的だな。ほんと」 「———もうっ。そんな恥ずかしいこと、耳元で囁かないでっ」 湯で上がった顔のまま、逃げ出そうとするイリヤを抱き締める。嫌々と暴れても離さない。腕の中で動き回る身体は柔らかくて、すべすべの肌が気持ちよかった。 「背中は洗い終わったから、次はお腹の側だな」 「やだやだっ、シロウ!? お願い許してやめなさい駄目だって!」 抗議なんてものともせず、小さな身体をくるっと回す。泣きそうなほど赤くなったイリヤの顔。その額にチュッと口付けして、安心させるように頭を撫でた。 「反省した?」 「……なにがよ」 涙目で精一杯睨まれたけど、怯むどころか可愛すぎる。 「イリヤの身体は綺麗なんだから。いいか? もう二度と、自分を卑下するような事言うんじゃないぞ。そりゃ、周りに桜達がいれば不安になるかもしれないけどさ、男の俺から見ればイリヤの身体だってこんなに、ドキドキするほど魅力的なんだ」 鎖骨の線を指でなぞってから、イリヤの手を掴んで心臓へと導く。彼女の小さな手の平に、俺の鼓動は伝わってるだろうか。この興奮を、イリヤの身体の素晴らしさを、少しでも教える事ができただろうか。 「……ずるい。卑怯だよ、お兄ちゃん」 そっぽを向いて、そんな事を言われた。 「でも、シロウ?」 「ん?」 「興奮、してくれてるんだね……」 うっとりと、俺の胸板を撫で回すイリヤ。顔はまだまだ赤いけれど、そこに嬉しさがにじみ出ている。俺がもちろんと頷くと、蕩けるような笑顔になった。ああ、良かったな。イリヤの身体を抱き締めると、彼女の体温が暖かかった。背中に回してくれたイリヤの腕が、より一層の温もりを感じさせる。 しばらくの間そうしていて、どちらからともなくそっと離れた。 「———じゃ、スポンジかえして」 「なんでさ?」 「なんでって、士郎が心底褒めてくれてるのはもう分かったよ? だからもう、洗ってもらう必要はないわ」 「何を言ってるんだ? イリヤは」 「……へ?」 それとこれとは別の話じゃないか。ああ、せっかくの機会なんだから。俺だってイリヤの身体をもっともっと堪能したい。身体の隅々まで褒めに褒めて、初々しい反応を味わいたい。そうだ、我慢なんてできるものか。 「ちょっと、こらっ! 駄目よシロウもうやだ助けてー」 「はっはっは。イリヤは知らないかもしれないけど日本じゃ嫌がる妹の身体を隅々まで洗ってあげるのが兄貴の義務でね! 観念したまえ!」 「そんなわけあるかー!」 358 :とても気持のいいFate ◆edf0CCxP0Q :2007/11/07(水) 17 12 37 で。 「ごちそうさまでした」 「ばか、ばか、シロウのばかぁ……」 湯舟の中に、すっかり脱力したイリヤを抱えて浸かっている。頭の上から足の先まで、前も後ろも左も右も。それはもうしっかり洗わせていただきましたとも。シャンプーもリンスもばっちりです。 「わたし、シロウをこんな変態に育てた覚えはないのになぁ……」 「俺もイリヤに育てられた覚えはないからな。しかし綺麗だったぞ、本当に」 「もう勘弁して……」 ぶくぶくと恥ずかしさの余り沈んでいくイリヤをサルベージしつつ、俺は苦笑して謝った。 「お詫びに、マッサージは気合いを入れてとことんやるからさ」 「当然よ。ここまでして適当だったらセラにある事ない事告げ口するところだったわ」 ムックリ膨れて恐ろしい事を仰るイリヤさん。そんな事されてはたまらないと、まずはこの場で肩を軽く揉んでご機嫌を取ってみる。 「あ、結構こってるな」 「でしょ。こう見えてもタイガやサクラやシロウの世話で大変なんだから。ん、もうちょっとこっち」 「俺も世話されているのか。———どうだ、ここか?」 「うん、そこ。シロウ、上手いね」 お湯がチャプチャプ揺れる中、小さくて細い肩を揉みほぐす。こった筋肉がほぐれるように。なるべく血管を潰さないように。血液とリンパを整えるように。ツボの辺りを強めに刺激してやったら、イリヤの身体が仰け反った。 「あんっ! シロウ!?」 「悪い悪い。痛かったか———」 「え? ちょっとどこ見て———。……もう、すけべ」 いや、だってさ。仰け反った瞬間お湯から飛び出た控えめな胸と、その頂きの魅惑のサクランボが目に飛び込んできたんだぞ。だからついつい凝視してしまうのも当然というか。むしろイリヤが悪いんだからとしゃぶりつきたくなるのも自明の理じゃないのか。 「わたしの、小さいからあまり見られたくないのに。だってシロウ、サクラみたいな大きい胸が好きなんでしょ?」 「……否定はしない。でもさイリヤ。俺はイリヤの胸だって大好きだぞ」 「でも……」 「じゃあ、俺が……、揉んでやろうか?」 「シロウ?」 「いや、揉むと大きくなるっていうし。なんなら今この場で心いくまで」 「……目がえっちだよ、お兄ちゃん」 いいながら、コテンと頭を預けてきて、今度ねと照れた瞳でいうイリヤは可愛かった。 「いいぞ、今度な。それじゃあ、そろそろ上がろうか」 「あ、待って」 「なんだ?」 「もうちょっと、こうしていたいなって」 お湯の中で恥じらいつつ身じろぐイリヤのお願いに、誰が逆らう事ができただろうか。 / 長湯がすぎた。少しのぼせてしまったかもしれない。まあ、俺としてはとても嬉しい時間だったんだが。イリヤも最後は楽しそうにしてくれていたし。 「お待たせ。マッサージの準備ができたぞ」 「うんっ。それじゃ早速お願いね」 横で待機していたイリヤに告げると、待ってましたとばかりにバスローブを脱いだ。だけどその中身は裸じゃなくて。 「あれ? 水着きてるのか?」 「なに、違った?」 「いや、悪くはないけど、さっきまで裸で一緒に……。いやすまない。俺が間違っていたからそんな冷たい瞳で見下すのはやめてくれ。そんな凄い魔力をぶつけられたら俺死ぬから。そうだよな。デリカシーって大切だよな。はは……」 さて。いよいよマッサージの開始だけど。 イ:背中を指圧する。 リ:脚を揉みほぐす。 ヤ:おもむろにもぐさを取り出した。
https://w.atwiki.jp/compe/pages/364.html
Fate/Grand Order 藤丸立香 No. タイトル 作者 登場話 unbreakable ◆Mti19lYchg 025 皇帝×時間 ◆EPyDv9DKJs 049 それは突然の出会いなの! ◆.EKyuDaHEo 060 苦いものはまだ嫌いなの ◆7PJBZrstcc マシュ・キリエライト No. タイトル 作者 登場話 忠義の老騎士、戦場に降り立つ ◆L9WpoKNfy2 028 下半身さえあればいい ◆SvmnTdZSsU 082 危険淫子 ◆7PJBZrstcc 089 世界は残酷なんだから 099 出ていけ!出ていけと言っている!(二度目) ラヴィニア・ウェイトリー No. タイトル 作者 登場話 忠義の老騎士、戦場に降り立つ ◆L9WpoKNfy2 028 下半身さえあればいい ◆SvmnTdZSsU 082 危険淫子 ◆7PJBZrstcc 089 世界は残酷なんだから 099 出ていけ!出ていけと言っている!(二度目) 沖田総司 No. タイトル 作者 登場話 誠の旗に集いし者たち ◆NIKUcB1AGw 001 夢なら醒めないで桃源郷 ◆EPyDv9DKJs 051 驚異 ◆bLcnJe0wGs 072 刃・信じたこの道を何処までも刃・解き放てただ一つその刃 ◆EPyDv9DKJs
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/987.html
170 :Fate/式神の城 ◆v98fbZZkx. :2007/10/27(土) 23 30 31 通学路で出会ったのは…… →黒服にサングラス、くわえ煙草の見るからに怪しい男 そいつは、見るからに怪しい格好をした男だった。 年齢はパッと見で20代後半から30代。黒いスーツとソフト帽を身につけ、さらに真っ黒なサングラスをかけている。 これだけでもいい加減に怪しいのだが、その帽子のふちから覗く灰色、あるいは銀色の髪の毛が極め付けだ。 住宅の壁に背を預けて、見るからに安物の煙草に火をつけているその男は、千歩譲っても、通勤途中のサラリーマンには見えなかった。 「……?」 俺の視線に気が付いたのか、銀髪はふと、こちらへと顔を向けた。 別に、睨まれたわけではなかった。そもそも、サングラス越しで、俺は銀髪がどんな目をしているのかがわからない。 だが、直視しなくても分かる。あのサングラスの向こう側にある目は、きっと、ナイフの切っ先のように鋭い。 数秒もしない内に、銀髪は興味を失ったように、ふいと路地裏に姿を消した。 「はぁ」 思わず、口からため息が漏れた。背中には冷たい汗が噴き出している。 ただ見られただけというのに、銃口でも突きつけられた気分にさせられる。あの銀髪は絶対に堅気ではない。 かと言っていわゆる極道にも見えなかった。銀髪には、その手の人々が持っている一種の陽気さがまったく見られなかったからだ。 俺は、気を取り直すと通学を再会し、ふと気にかかって銀髪の消えた路地裏を覗きこんだ。 「痛い……痛……ぃ」 そして、その声が俺の耳に届いたのは、路地を覗きこむのと、まったくの同時だった。 その苦悶の声は、すぐ近くから聞こえていた。 声の調子で、小さな子どものものだとわかる。 俺は迷うことなく、路地裏へと身を滑り込ませた。 「お兄さん?」 「———っ」 路地裏に入ってわずかに数歩歩いただけで、その子はすぐに見つかった。 歳は八歳くらいだろう。小さな女の子だった。 「お母さんを、お母さんを探してください。寒くて、痛くて、動けないんです」 理由は、聞くまでも無かった。その子の体は、無残に切り刻まれ、膝の先はどこを探しても無かったのだから。 駆け寄って、俺は、どう声をかけていいのか分からずに窮した。 その子の怪我は、とても生きていられるようなものではなかった。 「目を閉じてごらん」 その時、路地の奥から声が響いた。 目を転じれば、姿を消したはずの銀髪の男が、少女の前に膝をついていた。 「こう?」 女の子は、疑いもせずにゆっくりと目を閉じる。そして、小さな両手を目蓋の上にあてがった。 その小さな手からは、指が何本も欠けている。 「もういい?」 「ああ」 銀髪がうなずくと、少女は閉じた時と同じように、ゆっくりと目を開いた。 少女が目を開くと、その体を覆っていた傷は、そのことごとくが、まるではじめから存在していなかったように、綺麗に消え去っていた。 「わあ……おじさん、魔法使い?」 「そんなものさ」 銀髪がうなずくと、少女ははじめて笑顔を見せた。それは、透き通るような、本当に無邪気な笑顔だった。 「送ろうか?」 「ううん、だいじょうぶだよ。ありがとう、おじさん」 キラキラと、少女の体から燐光が漏れ始める。 光が漏れ出るたびに、少女の体は薄く霞み、消えていく。 「お礼にね」 「礼は要らないさ」 銀髪はぶっきらぼうに言って、立ち上がる。銀髪が立ち上がる頃には、少女の姿は、この世界から綺麗に消えていた。 ふわり、と銀髪の手の上に、一枚のハンカチが舞い降りた。 かつては白かったであろうハンカチには、ところどころ茶色く変色した血の跡がこびりついている。 「どう、なったんだ?」 俺はようやく、それだけを聞くことが出来た。 「逝ったよ」 銀髪は、ハンカチを綺麗に畳んでポケットに仕舞いこむと、ポケットから煙草を出して火を点けた。 紫煙がフワリと舞う。 「あの……」 「ああ、待て、とりあえず動くな」 背筋が凍る。言葉と同時に跳ね上がった銀髪の腕には、黒く、冷たく光る拳銃が握られていた。 俺は…… 1:足がすくんで動けなかった。 2:銃弾から逃れるために、思い切り後ろに跳んだ。 3:銀髪に向かって体当たりをした。
https://w.atwiki.jp/tamagrail/pages/25.html
学園都市とはずいぶん違うな、というのが率直な感想だった。 ツンツン頭の高校生、上条当麻はハンバーガーショップの二階席に座り、一番安いハンバーガーのセットをつまみながら、外の景色を見下ろす。窓ガラス越しに見えるのは駅前の雑踏だ。世界水準から十年二十年は進んだ科学技術を持つ学園都市なら、人混みにちょっと目を向けるだけで清掃ロボットのひとつやふたつは見つかるが、今現在の上条の視界にそんなものはひとつたりとも映らない。空に視線を上げてみても、そこにあるのはただの夕暮れだ。側面にニュース番組を映している飛行船なんて飛んじゃいない。 この街と学園都市。世間の一般的な価値観に合わせて考えてみると、まともな現実味があるのは前者だろう。 しかし上条当麻は、どこまでも現実的であるはずのこの街に、居心地の悪さを感じていた。 その理由は『今の』彼が生まれも育ちも学園都市であるが故に、外の世界に慣れていないからか。 それとも。 「聖杯で造られた仮初の世界に違和を感じずにはいられないかね」 むにゅっ、と。 上条の隣に並ぶようにして座っていた銀髪の少女が、トレイのポテトに伸びていた少年の右手を掴み、自分の胸へと強引に押し当てていた。 薄い青を基調としたダブルのブレザー型制服に包まれている小さな、されど自身の柔らかさをはっきりと主張している感触が、右手を通じて上条の神経に流れ込む。 その瞬間、先ほどまで窓の外の光景に注がれていたツンツン頭の意識が右手ひとつに総動員、更に一瞬後、爆発した。 「ぶへばがァッ⁉︎ 急に何しやがるんだアレイスター⁉︎」 「そうあからさまに挙動不審なのは良くないな、マスター。自分がこの街に紛れ込んだ異物だと喧伝しているようなものだぞ」 「いま俺が挙動不審なのは主にお前の所為なんだけど⁉︎ あとマスターって呼ぶのやめない? 中身がオッサンだと知ってても、そのツラとその声でそう呼ばれるのは、なんだかイケないことをしている気分に……」 「聖杯戦争の参加者になった瞬間に自分の右手に宿った令呪を、同じく自分の右手に宿っていた『幻想殺し』で破壊してしまった(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)君は、誰が見てもマスター失格かもしれないが、それでも現在の君と私が主従関係にあるのは確かな事実だろう。それともここはクールジャパンらしく、語尾に甘ったるいハートマークを付けて「ご主人様」と呼んだほうが良いのかね? 御所望とあらば、霊衣をちょっと開放(いじく)ってメイド服に着替えることも可能だが」 「中身スケベオヤジの子持ち銀髪魔法少女って時点で属性過多なのを自覚してくれませんかねえッ⁉︎ それ以上属性を盛られたら俺の手に負えなくなるんだよ!」 「そもそも呼称に拘泥して変更を求めるなら、優先権があるのはこちらだろう。人前で私を呼ぶ時は、真名ではなくキャスターと言いたまえ」 かの歴史的な魔術師にして変人にして変態であるアレイスター=クロウリーと同じ名前で呼ばれた美少女は、上条の右手を自身の薄い胸元に押し付ける力を、より一層強めた。もにもにふにふにとかいう、聞くだけで癒しと興奮の促進作用がありそうなオノマトペの音量が上がる。 銀髪少女の中身が変態趣味のオッサンであることを知らなければ、上条の思春期が色々と限界を迎えていそうなシチュエーションだったが、揉まれている側であるアレイスターは、いっそ生体実験の経過観察でもするような目付きで自分の胸元、およびそれに触れている少年の右手……『幻想殺し』を見つめていた。 「簡単な実験さ」 今更ながらに上条からの「急に何しやがるんだ」という疑問に答えるアレイスター。 「『ブライスロードの秘宝』……君にとって先代にあたる幻想殺しは、魔術的な儀式によって異世界から召喚された者を元の世界へと追い返す為に使われていたこともある究極の追儺礼装だ。クラス・キャスターのサーヴァントという超常的な存在として召喚された私がそんなものに触れたら、いったい何が起きると思うかね? 好奇心がすっげえ刺激される実験じゃないか?」 「馬鹿じゃねえのッ⁉︎ 勝手に人の右手を使って自殺みたいな実験をするんじゃないよ!」 「時には自分の身を危険に晒す必要さえあるのが魔術師の本分というものだよ。……とはいえ、こうしてしっかりと揉みくちゃにされているのに何の変化も見られないということは、どうやら私の考察は外れたらしい。召喚直後ならともかく、一体のサーヴァントとしてこの世界に存り方を固定されているからか? それともかつて『クロウリーズ・ハザード』で顕現した私に君の右手が通じなかったのと同じ理屈かな? まだ試していないが、霊基の最奥にある霊核に触れられた場合はいったいどうなるのやら──」 いつのまにか上条の右手を軽く手放すと、アレイスターは入店した時に注文していた、やけに鮮やかな色をしているフルーツシェイクに口をつけた。可愛いガワに寄ったチョイスをしているのが、なんだかあざとい。 聖杯戦争についての知識なら、上条だってこの異界東京都に呼ばれた瞬間に聖杯から与えられているけども、体育の授業の初回に一度だけ、それまでやったことがないスポーツのルール説明を受けた時のような理解度だ。この競技ではこの道具を使う、これをしたら勝ち、これをしたら反則、みたいな。 しかしアレイスターの場合、彼はそれを十全に理解した上で、『幻想殺し』を用いた更なる考証を試みていた。この辺りは流石、実験好きの大魔術師といったところか。 「『幻想殺し』がサーヴァントの存在そのものに有効だったら、今後の聖杯戦争における我々の立ち振る舞いが大きく変わっていたんだが、どうやらそういうご都合主義と縁がないのが、君と私らしい」 知った風な口を聞きながら、薄い青のブレザー少女は肩を竦めた。 今後の聖杯戦争、と彼は言った。 それはこれからどう過ごし、どう生き残り……、そして。 どう戦うか、ということだ。 その現実に上条は無縁ではない。 「…………、」 無縁でなんか、いられない。 「予め言っておく」 少年は言った。 「一刻も早く聖杯を掴むぞ。だけどそれは、いつも通りの日常が送れればそれだけで満足しちまうような、ちっぽけな俺なんかの願いを叶えるためじゃない。沢山の人間を巻き込んで殺し合いを強制するクソッタレの『聖杯(げんそう)』に、この『幻想殺し(みぎて)』をぶつけるためだ」 ギリ、と音がした。 少年が右手を握りしめた音だった。圧力を加えることで硬度が上がる人工ダイヤモンドのように、拳が持つ熱と固さは増していく。 聖杯戦争の参加者が殺し合うのは、その末に万能の願望器を名乗る聖杯が待ち構えているからだ。ならば、上条がその右手で聖杯を破壊してしまえば、それ以上争う理由は無くなり、戦争の激化にある程度の歯止めをかけられるだろう。 もちろん、これが最善策ではないということは理解している。 異界東京都には訳も分からないまま呼び出されて聖杯戦争に参加させられた者だけでなく、確固たる意志の元に戦っている参加者もいるはずだ。上条がやろうとしているのは、そういう者たちが血みどろになってまで求めている景品を破壊することに他ならない。ともすれば、普通に戦争に参加して他者を蹴落とす以上に周囲からの反感を買う可能性だってある。 更に、以上の計画を完遂するには、ゴール地点である聖杯を誰よりも先んじて見つけ出すことが大前提だ。 加えて言うなら、聖杯は上条が今いる異界東京都の創造主。その力は、新しい位相を差し込むことで世界を変えた魔神オティヌスと同等、あるいはそれ以上と見て間違いない。「そんな存在に『幻想殺し』をぶつけたところで、はたして通用するのだろうか?」という疑問を無視することなんて、不可能だ。 なんという無理難題。 ついでに言うと、そもそもこの計画は上条ひとりでは実現できない。 この異界東京都における上条のパートナー。サーヴァント・キャスター。アレイスター=クロウリー。 知己であり、かつての宿敵であり、共に戦場を駆け抜けた仲間であり、そして魔術と科学の分野において上条の遥か先を行く先達である彼の助力なくては、元からゼロに近い計画の実現性が完全にゼロになってしまう。こればかりは、日ごろから何かとひとりで抱えて突っ走りがちな上条であっても、認めざるを得ない。 もっとも、アレイスターが聖杯になんらかの願いを託すべく召喚に応じていた場合、上条たちの主従は、ここで致命的な決裂を迎えてしまうのだが……、 「聖杯にかける願い? あるはずがないだろう、そんなもの」 アレイスターはあっさりと答えた。 「この姿のイメージソースになったベイバロンが聖杯と縁のある神格なのは確かだが、十字教嫌いで名の知れた私が、かのカリスと同じ名を持つ願望器に頼るなんて、矛盾まみれのキャラ崩壊も甚だしいじゃないか。……まったく。そもそもなにが聖杯だ。くだらない。特に、たったひとつの限られた勝者の枠に収まるために殺し合いを強制されるというのが気に食わないな。時に儀式は犠牲や生贄を伴うものだが、このやり方はいくらなんでも雑すぎるだろう」 銀髪の少女の形をしたアレイスターは、学生が提出したレポートの不備を指摘する大学教授のような口調で言った。 「万能の願望器を名乗るなら、まずはその不完全を是正すべきではないかね?」 「……ああ、そうだな。そういえば、お前はそういう奴だったよ、アレイスター」 上条は安心したような、あるいは納得したような口調で言った。 ブライスロードの戦いを、そしてイギリスにおけるコロンゾンとの戦いを経験した少年は知っている。 アレイスター=クロウリーはたしかにクソ野郎で、ロクデナシで、下ネタ中毒の変態で、悪評を積み上げていくだけでK2の山頂を簡単に上回ってしまうほどの異常者だけども。 それでも。 彼は不完全や理不尽によって起こされる悲劇を許せない、甘い人間なのだ。 「というわけで他の霊基ならともかく、キャスタークラスの霊基で召喚された私にとって、聖杯は不要どころか破壊すべき対象になるのさ」 「他の霊基……?」 「手段を選ばない獣ではなく叡智の聖母を呼べた自分の幸運に感謝したまえ、ということだ」 「?」 アレイスターの曖昧な台詞にいまいちピンと来ていない様子の上条だったが、銀髪少女はそれ以上の言葉を語らなかった。説明好きの多弁家なくせに、他者の理解を得ようとしないのは、彼の悪癖である。 「ところでマスター。この度めでたく一致した我々の方針を成就させる為に、ひとつ頼みごとがあるんだが」 「頼みごと?」 「現在、君と私の間にあるべき魔力のパスは、令呪の破壊と共に失われているだろう? それに関する話だ」 「あー……、それってマズいんだよな? たしか、サーヴァントって魔力がないと存在できないって聖杯から聞いた気が」 「まあパスが残っていたところで、それを通じた君からの魔力供給なんて期待できるはずもないのだし、却って好都合だよ。現界と戦闘に用いる程度の魔力なら、自前で十分用意できるからな。しかし、それはそうとリソースを得られる手段があるのなら、実行しない理由はない。その協力を君に頼みたいんだが」 「そんな方法があるのか?」 「魔力の大元となるエネルギー、つまり生命力の物理的な摂取。今の君はガソリンの精製工場がない油田のようなものだ。そこから原油を頂戴し、私の体内に流し込んで、魔力へと変換すればいい。通常の魔力供給には及ばないだろうが、やらないよりはマシだ」 「なるほど! そんな便利な方法があるならやるしかないな! で、具体的になにをすればいいんだ?」 「生命力を含有する体液の供与。つまりセック 「シリアスな話からド下ネタに繋げるんじゃねえよ! 馬鹿野郎ッッ!」 上条は頭を抱えて小刻みでプルプルと震えた。 対する銀髪美少女アレイスターちゃん(最後まで変態オヤジたっぷり)は小首を傾げ、可愛らしい上目遣いで上条を見る。 「えー、駄目か? 割と真剣に名案なんだが」 「思いついたそばからとりあえず計画を実行してはポンコツに終わってる超近視眼が言う『名案』なんて乗れねえよッ! 少なくともその案は絶対に無理!」 「チッ、仕方ない。また別のタイミング……「このピンチを打破するにはこの手段しか残されていない」みたいなタイミングが来るまで待つとするか」 「なんてこった。こりゃ絶対に気の抜けない戦争が始まりそうだぜ……!」 令呪も無い身でこのド級の変態の射程距離内にいるという事実に、改めて恐怖を感じる上条当麻だった。 いざという時は殴ってでも止めよう。そんなことを考えながら、全部平らげたトレイを手に取り、席を立つ。 ちなみに異界東京都における上条の懐事情は、元の世界のものとおおむね同等だ。その再現度には驚かされたし、財布の残高を確認して更に驚かされた。というか、悲鳴をあげた。 そんなわけで本来、上条当麻はたとえ一番安いハンバーガーセットであろうと、外食なんて気軽にできるはずがなく、家で質素にもやし炒めを食べるという『腹が減っては戦はできぬ』とは真逆の食生活を送る必要があった。しかし外を歩いていた時にアレイスターから「ちょっと休憩だ」と半ば無理矢理店内に引き摺り込まれた結果、現在に至るというわけである。望まない外食でおっさんの下ネタトークに付き合わされる以上の不幸って中々ないんじゃないか? 店員からの「またのご来店をお待ちしております」という定型文を背中に浴びながら、自動ドアをくぐる。びゅう、と音を立てて冬の寒気を含んだ風が出迎えた。さっきまでツッコミやらアレイスターからのセクハラやらで火照っていた体が一気に冷やされる。暖を求めて自分を抱きしめるような格好で腕を擦りながら、上条は更に一歩、外に出ようとした。 その時だった。 とてつもない大きさのタコが、眼前を通過したのは。 「おおおおおおおおおおおおァアッ!?」 大質量の移動に伴って発生した突風。それに吹き飛ばされた上条は、絶叫しながら地面を転がる。被害はそれだけに留まらず、タコが通過したコンクリートの地面はディッシャーを通したアイスクリームのように抉れており、路上に停まっていた大型トラックは蹴飛ばされ、ティッシュの空箱のように軽々と宙を舞っていた。人間があんな速度で動く大質量の直撃を受ければひとたまりも無さそうだが、タコは通行人の隙間を縫うようにして器用に走っていたため、人的被害は奇跡的にゼロだった。 路上を爆速で走行するタコなんて、明らかに非現実的であり、聖杯戦争に関係する異物であることは間違い。 だというのに上条は、その異形に見覚えがあった。 「クロウリーズ……ハザード?」 季節は真冬だというのに頬に生ぬるい嫌な汗を滴らせながら、先程ハンバーガーショップの店内でアレイスターが呟いていた単語と同じものを口にする。 クロウリーズ・ハザード。 かつてアレイスター=クロウリーが起こした、地球規模の大災害。 彼が持つ10億8309万2867通りの『可能性』が分身の形で世界各地に顕現して暴れ回るという終末系パニックホラー映画みたいな現象だ。 そして今し方、上条が見たタコは間違いなく、かつてイギリスの海岸で目にしたアレイスターの可能性のひとつだった。 ギギギ、と油の切れたゼンマイのように首を動かす上条。視線の先には銀髪少女のアレイスターが立っていた。 「えーと……、我らの頼れる先生アレイスたん? この状況に説明を求めても?」 「……私としてもこの状況には不可解な部分が多いが、いくつか仮説を挙げることは可能だ」 講義をする教師のような振る舞いで、アレイスターは言った。 「まず私がサーヴァント化したことで、生前の逸話である『クロウリーズ・ハザード』が宝具として再現されたという仮説。……いや。この私にそんな宝具は登録されていないから、違うか。だいたい、地球全土を埋め尽くす勢いだったあの『クロウリーズ・ハザード』が完璧に再現されたとなれば、たかだか東京二十三区程度の面積なんて、今頃10億8309万2867通りの分身で埋め尽くされているはずだ。そうなっていないということは、あくまで『クロウリーズ・ハザード』に似ているだけの、分身数が大幅に減った劣化版のような現象か? そう、たとえば、私という極彩に輝く魂を持つ英霊がサーヴァントというひとつの器に収まろうとした際、収まりきらずに溢れた魂によって起こされた現象と考えると納得がいくな。もっとも、たとえ劣化版であろうと、数多の私が顕現すれば、それは充分立派な脅威になるというのは、今し方君が目にした通りだがね」 「……ええと、つまり?」 「このままだとこの街、めちゃくちゃになっちゃうかも☆」 「ふざッッ、けんなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアァッ!!」 少年の咆哮が冬の空に木霊した。 【クラス】 キャスター 【真名】 アレイスター=クロウリー@とある魔術の禁書目録シリーズ 【属性】 混沌・悪・星 【ステータス】 筋力E 敏捷E 耐久E 魔力A++ 幸運E 宝具C(召喚時) 【クラススキル】 道具作成 A+++ 下記の『人間の智慧』スキルと合わせて発動すれば、宝具級の兵器・霊装を作成することすら可能。 陣地作成 EX 工房となる陣地を作成する能力。 科学サイドの総本山である学園都市を作り上げたのは勿論のこと、そもそも本来ならば統一された理論で説明可能だった世界を人間の普遍的な共通認識を操作する技術である『原型制御(アーキタイプコントローラ)』によって科学と魔術のふたつに切り分けたアレイスターは、このスキルを規格外のランクで所有している。 このランクになると、作成されるのは『陣地』を超えた『時代』となる。 【保有スキル】 人間の智慧 A+ 世界最高の科学者と名高く、科学力が外部から数十年は進んでいると言われている学園都市の統括理事長を務めていたアレイスターは最先端の科学を知り尽くし、自在に行使する。 また彼は魔術の道でも天才と評されており、その実力は魔術を極めた先にある神の領域に足を踏み込んでいてもおかしくないほど。 一部の例外を除き、科学や魔術に関連する知識・技術を高ランクのスキルとして発動できる。 霊的蹴たぐり EX キャスターが得意とする魔術の一種。 卓越したパントマイムによって対象の脳とリンクし、アレイスターがジェスチャーした武器の威力を対象だけに叩き込む。 例えばキャスターが剣を握って振るパントマイムをすれば、標的は彼の手に剣が現れて斬られたように感じ、体が勝手に切り傷を開いてしまうし、キャスターが銃を発砲するパントマイムをすれば、標的は彼の手に銃が現れて撃たれたように感じ、体が勝手に銃創を作ってしまう。 リンクした標的の想像力を利用する攻撃なので、リンクから外れている第三者は、この魔術で出現した武器を認識することもないし、それによる影響を受けることもない。つまり、このスキルによってどれだけ大規模・高火力な攻撃を行ったとしても、その威力を叩き込む対象に含めてない第三者や周辺環境に被害が及ぶことはない。 あくまで極まったパントマイムによって相手が自分から傷ついていくプラシーボ効果のすごい版のようなものなので、消費される魔力量は型月世界における投影(魔力によって武器を物質化する魔術)と比べると格段に少ない。 ちなみに生前のキャスターはこの魔術を用いて、クレイモアやフリントロック銃、航空支援式ビッグバン爆弾などを再現していた。 黄金の呪詛 A 魔術結社『黄金』を破滅へと導き、最終的にキャスター自身にも牙を剥いた呪い。 このスキルによってキャスターの行動には常に失敗が付き纏い、何事も想定通りには進まない。しかし彼は「成功も失敗も問わず、前に進み続ける」という思想で自身の目的を達成しようとする。 【宝具】 『衝撃の杖(ブラスティングロッド)』 ランク C 種別 対人宝具 レンジ 1 最大捕捉 1 ねじくれた銀の杖。 ……のように『霊的蹴たぐり』でイメージを再現した補助術式。 その効果は『魔術の効果(威力、射程、大きさなど)を標的が想像する10倍に増幅する』というもの。 対象は術式のみならず、魔術的な儀式によって召喚・使役した存在にも適用される。 一度この術式で10倍に増幅した魔術的攻撃を受けた標的が、それに対応しようとした場合、次にこの宝具で増幅される術式は、当然ながらその想像を基準として更に10倍、つまり元の100倍の効果となる。 『我が掌上にて運る学園都市(サイエンスワーシップ・スマートサイズ)』 ランク:E 種別:対人~対都市宝具 レンジ 4000000 最大捕捉 1 カードサイズのスマートフォン。もしくはそれと接続されている人工衛星。 アレイスターが学園都市の統括理事長だったことの証。 この宝具には彼が生前に築き上げた科学の街、学園都市の全権限・全機能が内包されている。 これを用いることで、指先ひとつで学園都市製の様々な兵器を大気圏外を旋回する人工衛星から地表へと送り込み、取り扱うことが可能。 衛星から射出される最先端の科学兵器は落雷のような電子ビームや人間を細胞レベルで分解するミクロ兵器など、どれも強力だが、最先端の科学の産物であるが故に神秘的なランクは低い。 『10億8309万2867通りの可能性(クロウリーズ・ハザード)』 ランク - 種別 - レンジ 4000000 最大捕捉 1083092867 アレイスター=クロウリーが召喚されると同時に、彼の『ありえた可能性』である分身が聖杯戦争の会場内各地に顕現する。 アレイスターという極彩に輝く魂を持ち、数多の可能性を保有する人間が『キャスター』というひとつの霊基で召喚された結果、ひとつかぎりの器に収まりきらなかった魂がサーヴァント未満の霊基をもって外部に溢れ出した結果起きた現象。 発生経緯こそ違えど、彼が生前に起こした『クロウリーズ・ハザード』と同じようなもの。 キャスターが生前に起こした『クロウリーズ・ハザード』とは違い、10億8309万2867通りのクロウリーが一気に召喚されて聖杯戦争の会場が埋め尽くされることはないものの、それでも膨大に過ぎる数の分身が広範囲かつ継続的に顕現する。 クロウリー達は男性、女性、子供、老人、聖人、囚人、魔術を極めたクロウリー、魔術をすっぱり諦めたクロウリーなどといった人間に近い形を持つ可能性から、恐竜やタコのようななにか、もはやイキモノの形を保っていないものまで様々な姿をしている。 クロウリーズ・ハザードが殺されるたび、彼らと並列の存在であるキャスターのクロウリーは『血の供儀』によって『分岐先』を失って効率化・最適化され、その結果キャスタークラスでありながら三騎士クラスのトップサーヴァントと近距離戦をおこなえるほどにまでステータスが上昇していく。 なので、キャスター本人からすれば、クロウリーズ・ハザードはガンガン殺してもらった方が好都合だったりする。 正確に言えば、これはキャスターの召喚時に起きた不具合であって、正式な宝具ではない。 また、キャスターが本来有しているはずの『単独顕現』スキルはこの現象に吸収されており、効力を失っている。 【weapon】 宝具 人間として積み上げてきた科学と魔術 【人物背景】 学園都市統括理事長。 もしくはかつて魔術結社『黄金』に所属していた至高の魔術師。 『運命』だとか『どうしようもない現実』によってもたらされる『理不尽な悲劇』を一掃して『誰もが当たり前に泣いて当たり前に笑える世界』を作るために、世界中を巻き込んだ壮大な計画を企んでいたひとりの『人間』。 原作の歴史において、アレイスター=クロウリーはれっきとした男性であり、此度の召喚で現界した銀髪少女は、あくまでクロウリーズ・ハザードの際に出現した、アレイスターが持つ数多の可能性のひとつにすぎないのだが、マスターである上条当麻が、イギリスにおける大悪魔との戦いでこの姿のアレイスターと背中を任せ合いながら戦ったという縁から、この姿での召喚となった。 【方針】 聖杯の破壊 【マスター】 上条当麻@とある魔術の禁書目録シリーズ 【weapon】 幻想殺し(イマジンブレイカー) 上条の右手に宿る力。 異能に触れるとそれを破壊する能力を持つ。対峙する異能の威力や量があまりに膨大だった場合、完全に打ち消すのは不可能だが、それでも右手で干渉したり掴んだりすることが可能。 【人物背景】 どこにでもいる普通の高校生。 強いヒーロー気質を持っており、その為なにかとトラブルに乗り込みがち。 【方針】 聖杯戦争を止めるために、聖杯を破壊する。 【備考】 異界東京都内各地において『クロウリーズ・ハザード』が発生しています。 あらゆる可能性のアレイスター=クロウリーが現れるという性質、そして原作において世間がいつの間にか『クロウリーズ・ハザード』という現象名を認知していたというエピソードから、そう遠くない内にアレイスターの真名が広まるかと思われます。